日本が世界に誇るアニメ制作の現場で、多くの話題作を手掛ける脚本家の花田十輝(じゅっき)。デビューから30年、第一線で活躍を続けながら、ほとんど取材を受けないこの人物の実像に迫ったインタビュー。前編(https://www.47news.jp/47reporters/6734173.html)に続き、後編をお届けする。その言葉は第一線で執筆を続ける醍醐味(だいごみ)を巡って深みを増していく。(共同通信=川村敦、敬称略) ▽特殊で不思議な仕事 ―アニメの脚本執筆のやりがいは何でしょう。 今日は「日常」を書いて、明日「ノーゲーム・ノーライフ」を書いて、あさっては「やがて君になる」を書くことができるところ。ゲームについてそんなに詳しくなくても、ギャグが得意じゃなくても、仕事として書けるのはすごく楽しいです。どんなに天才的な作家さん、クリエイターさんでも、どうしても自分のできる作品の範囲が限られます
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