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2020年8月16日のブックマーク (2件)

  • 清酒の文明化と文化性の再構築 酒造りへの科学技術導入、酒がもたらした文化的な価値

    ▲昭和初期の月桂冠PR映画『選ばれた者』(1931年=昭和6年制作)より 清酒の文明化と文化性の再構築 酒造りへの科学技術導入、酒がもたらした文化的な価値 酒の産業を知る - 酒文化論・技術論 20世紀の酒文化を振り返り、酒がどのような価値をもたらしたか。「20世紀の酒文化」研究の一環として、酒文化研究所が行ったインタビュー。日酒は地域的な風土性よりも、技術如何が品質に大きな影響を与えるため、質的には「文明の酒」である。しかし、日歴史文化の中で育まれてきただけに、日酒の幅広い文化性を再構築すべきだと語る。 語り手:栗山一秀。1926年生まれ、月桂冠元副社長。 聞き手: 酒文化研究所・山田聡昭氏(インタビュー:1999年11月26日) 出典:酒文化研究所『月刊 酒文化』2000年3月号 外来の酒による酒文化の変貌 ー清酒にとって20世紀はどんな時代であったか、そして清酒がこの世紀

    清酒の文明化と文化性の再構築 酒造りへの科学技術導入、酒がもたらした文化的な価値
  • 文房具屋のおじいさん|青木杏樹

    2015年の春のこと。 わたしはまだ青木杏樹ではなく、ただ趣味小説を書いている人でした。毎日毎日、400字詰め原稿用紙を20枚ワンセットを消費しては、文房具屋に買いに行きました。帰宅するとまた明け方まで20枚消費し、日が高くなる頃には買い足しに行く日々が続きました。 小説とは応募するもの、小説とは他人に読んでもらうもの、という考えがわたしにはありませんでした。 わたしの中には小さな世界がごまんとあり、その世界で生きている人たちはたえず呼吸をしていて、畑を耕し、水を飲み、作物を売ったり買ったりしていました。ときには殺し合って世界は消えてしまうこともありました。そうした流動する世界線がいくつも走り、絡み、まじり、繰り返す、衝動にも近い意識と妄想がするすると動くものですから、歴史をつむぐように彼らの証をのちのちまで残せないものかと考えたのがどうもわたしの執筆の原点のようです。つまり応募する、評

    文房具屋のおじいさん|青木杏樹