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ブックマーク / techon.nikkeibp.co.jp (6)

  • 知財部門って誰のため? 何のため? - 日経ものづくり - Tech-On!

    企業が知的財産を重視し始めてから久しく時間が経ちました。企業の広報発表も10数年前にグンと増え,当時は知的財産関連の記事をたくさん書いたものです。日企業の特許出願数がうなぎ登りで増えるにつれて,一部の大手海外企業は“日特許ウォッチャー”のような人材を抱えて,日企業の特許から技術を読み取りました。結果として,世界の中で日は「世界の研究所」の機能を果たしたと,よく言われています。 これが進んで,例えば一部のアジア系企業のように,日企業の研究開発の成果を「使う」ということに踏み切るところも現れ始めました。当然,日企業は,獲得した知的財産の権利を行使するはずでした。ところが実際には,権利行使はほんの一部にとどまりました。海外企業と闘える弁護士の不足や,権利行使しても実効的なペナルティを課すことができないという知財保護環境の未整備などが原因で,「事実上,権利行使できない状況」に陥って

  • 「MRJ」の実物大モックアップに乗ってきました - 日経エレクトロニクス - Tech-On!

    先日,40年ぶりの国産旅客機といわれる「MRJ」の実物大モックアップに乗る機会がありました。日経エレクトロニクス最新号(2008年7月28日号)の特集の取材で,MRJ開発元の三菱航空機 常務執行役員の宮川淳一氏にインタビューした際,客室などを再現したモックアップについても体験させて頂いた次第。今回は,その写真を少しばかりお届けいたします。 場所は愛知県 名古屋市にある三菱重工業 名古屋航空宇宙システム製作所です。略して「名航(メイコウ)」と呼ばれていることは,航空機好きの技術者の方であればよくご存じかもしれません。三菱重工の名航は,名古屋空港に隣接する「小牧南工場」,沿岸部の名古屋港に面する「大江工場」など複数の拠点がありますが,今回は三菱重工の子会社で,MRJの開発・販売を統括する「三菱航空機」が社を構える大江工場(名古屋市・港区)にお邪魔しました。 当日はあいにくの雨模様でしたが,下

  • ダビング10が行き詰まるのも著作権制度がパンクしているから - 日経エレクトロニクス - Tech-On!

    最近,継続的に取材している会議があります。内閣官房の知的財産戦略部が2008年4月から開催している「デジタル・ネット時代における知財制度専門調査会」です。デジタル化やネットワーク化が進む中で,著作権や特許権といった知財制度がどうあるべきか調査,検討することを目的とするこの専門調査会の議論がとても面白いのです。 どう面白いのか。それは,「今の法律や制度をどのように微調整するべきか」を短期的な視点ではなく,デジタル化やネットワーク化によって情報流通の枠組みが大きく変わったことを前提に,問題点を根から議論している点にあります。例えば,米国の著作権法にある「フェアユース」のような規定が新しい技術やビジネス・モデルの出現にどう寄与しているのか,「YouTube」や「ニコニコ動画」などで見られる他人の創作物を相互に利用し合いながら創作するような新しい創作形態への対応,一時的に情報を蓄積するサーバー

  • 弁理士試験に合格した教授にお会いしました。 - 日経ものづくり - Tech-On!

    東京工業大学大学院の総合理工学研究科は2008年度から「物質創造知財初級概論」という講義を新設する計画だ。同研究科の多くの学生は将来、大学や企業などで研究開発者として活躍する。その学生たちに、研究開発を推進する際には知的財産戦略を立てることが重要と教えるのが、この講義の狙いである。 同講義を新設するきっかけは、物質科学創造専攻の吉護教授(写真)が2007年度の弁理士試験に合格し、2007年12月に弁理士として登録されたことだった。特許庁のWebサイトに公表された「平成19年度弁理士試験の結果」をみると、志願者9865人の中で合格者が613人、最終合格率が6.7%(注:単純な割り算ではなく、補正がかかっている)と、例年通りに狭き門だった。この合格者の職業別内訳をみると、「教員」は1人と、吉教授だけ。これまでにも、大学院の現役教員が弁理士試験に合格することはほとんどなかったようだ。 弁理士

    slowstartermn
    slowstartermn 2008/03/20
    「知的財産戦略に裏付けられた研究開発方針を立てることで、ノーベル賞級の研究開発成果を上げたい。」こんな人の手伝いができたらいいな。
  • 世界一に迫るトヨタの根っこにあるもの---「町工場」の社員の強さ - 日経ものづくり - Tech-On!

    「東京の一等地に社ビルを構えとるような会社に,トヨタ生産方式なんて無理やわあ」 「そうだがねえ。トヨタってみんながグローバル企業とか,エクセレント・カンパニーとか言っとるでしょう? でもね,そんなことトヨタの社員の人は思っとらんよ」 「今でもトヨタの人に会うと,三河人気質のまんまの人がたくさんおるよ。そのまんま仕事しとったら,いつの間にか世界一とか言われるようになっとったとか感じとるみたいよ」──。 誌「日経ものづくり」は2008年4月号において2大特集を組む計画だ。その一つは,読者から最も「採り上げて欲しい」という要望の多い会社の一つであるトヨタ自動車について,その現場力を高める仕掛けに迫る特集「現場力を高めるトヨタの三つの『エンジン』」である。その取材の下調べとして,名古屋方面のコンサルタントやセミナーを手掛ける企業の社員の方にフランクな意見を求めたところ,名古屋弁(?)でこの

  • 力強く語る技術者とそうでない技術者 - 日経エレクトロニクス - Tech-On!

    取材をしていると,自分の経験や意見を力強く語ってくれる人に会うことがあります。たいてい楽しそうに,あるいは淡々とですが,ゆるぎない感じで仕事の話をしてくれます。ここでは,外資系コンピュータ・メーカーの中堅技術者であるAさん(おそらく30代前半)についてご紹介したいと思います。 数年前のある日, 取材でAさんと何時間か話し込んだ後に,一緒に晩御飯をべていたときのこと。 Aさん「家に帰ったら,論文を書くんですよ」 筆者「たいへんですね。学会論文ですか」 Aさん「会社で私の所属しているコミュニティに対して,自分のやっていること,考えていることをまとめて投稿するんです」 筆者「へぇー,そんなコミュニティがあるんですか。どんなコミュニティですか」 Aさん「専門分野別に世界中の技術者が集まっています。世界のトップクラスや注目されている顧客企業の仕事を担当している技術者が多いですね。いい論文を

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