世界や日本の漁業の行く末を心配する声を最近また聞き、昨年11月に公表された国連食糧農業機関(FAO)の「世界漁業・養殖業白書2010年」を見直してみました。世界人口が増え漁獲量が頭打ちする中、必死の養殖増産で1人当たりの年間食用魚介類供給量を維持しています。特に中国の内水面養殖は1980年代から凄まじい勢いで増加、海面養殖と合わせて2009年に3410万トンと世界養殖生産量の62%を占めました。ただし、世界の養殖は今後10年は増えるとしても伸び率は鈍化するばかりで、水産資源が人口増と購買力増加に対応しきれるか疑問です。 中国は養殖生産量のほか漁獲量でも1490万トンと世界一です。人口の増加ペースが速く、世界と分けて見る方が実態を掴みやすいので、世界全体から「中国を除く世界」の統計を引き算して、中国分だけを出しました。2004年から2009年の養殖生産量と漁獲量の推移をグラフにしました。 年
一昨日5月18日。韓国では1980年光州民主化運動のメモリアルデーです。 光州の国立5.18民主墓地では、第32周年5.18民主化運動記念式が開かれました。李明博大統領は、就任初年度の2008年はこの式典に参席しましたが、以後は出席せず、今年も不参加で、一部で非難の声があがりました。 今回は、野党(進歩陣営)からは民主統合党の朴智元非常対策委員長、統合進歩党の姜基甲非常対策委員長、今年の大統領選挙の有力候補とされる民主党の文在寅(ムン・ジェイン)当選者等がもちろん参席。与党(保守陣営)からもセヌリ党の黄祐呂代表、大統領選挙候補者として朴槿恵前非常対策委員長、李在五議員、鄭夢準議員、金文洙京畿道知事等が記念式に参加したそうです。 ニュースによると、金滉植(キム・ファンシク)首相が光州民主化運動について、「時代の混乱の中で現代史を民主化の方向に転換させた」と述べ、続けて、対話と妥協によって社会
ミツバチから採取した「ローヤルゼリー」に、放射線の内部被曝(ひばく)を予防する効果があることを、岡山大の榎本秀一教授(核薬学)らの研究チームが裏付けた。 マウスを使った実験で放射性ヨウ素の多くが短時間で排出され、放射性ストロンチウムの排出も大幅に早くなったという。東北大で開かれる「日本栄養・食糧学会」で20日に発表する。 ミツバチ産品製造販売会社「山田養蜂場」(鏡野町)との共同研究。ローヤルゼリーを1週間飲ませたグループと、飲ませなかったグループを比較した。2グループのマウスに微量の放射性ヨウ素や放射性ストロンチウムを投与して被曝状態にしたうえで、体内の複数の放射性物質を同時に観察できる特殊なカメラで解析した。 その結果、飲ませたグループはヨウ素の体内の蓄積量が被曝後8時間で半分以下になった。ヨウ素がたまりやすい甲状腺では、飲ませたグループでヨウ素がほぼ消滅したという。ストロンチウムも約5
海外FX業者を利用する上で、ボーナスは絶対に欠かせません。口座を新規開設するだけでもらえる「口座開設ボーナス」、入金時にもらえる「入金ボーナス」、その他にもキャッシュバックなど、様々なボーナスがもらえます。 受け取ったボーナスはそのまま取引に使え、利益が出た時は出金することも可能です。お得はあっても損はないボーナスなので、海外FX業者を選ぶ際には必ず比較しておきたいところです。 そこでこの記事では、海外FXボーナス(口座開設ボーナス・入金ボーナスキャンペーン)全195社を徹底的に研究した上で、おすすめ完全比較ランキングにまとめました。日本人に人気のFX業者だけでなく、マイナーの海外FX業者や注意点なども詳しく解説していきます。 「海外FXボーナスが豪華な業者をすぐに知りたい」という方向けに、海外FXボーナス選びに役立つカオスマップを作成したのでこちらも併せて参考にしてください。 「どのFX
●先行するまとめ: 「恐怖、心痛、大きな怒りすべてに愛という根があった:「チェルノブイリの雲の下で」と、詩「彼ら笑う」、「アシュリー事件」」http://togetter.com/li/302885 まとめ 恐怖、心痛、大きな怒りすべてに愛という根があった:「チェルノブイリの雲の下で」と、詩「彼ら笑う」、「アシュリー事件」 @gmax_jpさんのまとめ「田代ヤネス和温「チェルノブイリの雲の下で」読書録」http://togetter.com/li/234104と、 「geophysicsさんの「チェルノブイリの雲の下で」に関するツイートまとめ」http://togetter.com/li/301960への、まとめ主@hijijikikiの感想・連想と、「ちょっと恐ろしい詩のはなし:「彼ら笑う」石川逸子、をめぐるやりとり」http://togetter.com/li/250395、「アシュリ
グローバリゼーションは、今日この世界が直面する全ての問題の解決策だとしばしば謳われている。しかしながら、極めて有害な影響もあちこちに及ぼしているのだ。こういう表面的な国境が失われる例として、西洋諸国が昔から今に至るまで第三世界にプラスチックゴミや医療用廃棄物を捨て続けているといったことが上げられる。そんな事ができるのは、この不合理な30年もの間、ゴミ問題にさらされているパキスタンのような国々に、抑制や均衡、警笛を鳴らすシステムが欠如しているからである。 Skeptic lifeはこう報道している。 事実、パキスタンには医療用廃棄物管理に関する体系的な処理方法はない。全ての医療施設が焼却炉を持っているわけではなく、屋外のゴミ山から汚染されたゴミが見つかることは珍しいことではない。ましてやその問題をさらに大きくする他国からの有害廃棄物など我々はいらないのだ。それらのゴミに感染の恐れがあったり、
5月20 「命だけ助かれば良い」は安全性バイアスそのもの カテゴリ:毒にも薬にもならない話技術者倫理 ツイート 防災の目的は「命を守ること」ということが否定できない金科玉条として語られます。私は、このブログでも何度も書いていますが、そんな気持ちでは防災などできない、と言っています。人にとって大切なのは、命ではなく人生です。人生を護るためには、命だけでは足らないのです。 「命だけ助かれば良い」と言っている人の本当の気持ちはもちろんわかりませんが、「自分は関係ない」という安全性バイアスが見えてしまいます。自分の命だけが助かれば本当にそれで防災の目的が達成されたと言えるのでしょうか?安全性バイアスでボケているからこそ命だけ助かれば良いなどということが言えるのではないかとさえ思います。 「災害調査に行って、おとなしくしていてはいけない。いつもより多めに酒を飲んで沢山お金を落としてきなさい。被災者は
という説を唱えた記事がvoxeuに上がっている(Mostly Economics経由)。 以下はそこからの引用。 ...Organised forms of crime normally appear only in a small number of localities and then expand through the entire region. It is therefore important to understand what is specific to these few localities where the Mafia appears. In a new paper (Dimico et al. 2012), we try to explain such a variation of the Mafia across villages in Sicily us
世界最高級の頭脳による「スーパープレゼンテーション」をインターネットで無料中継する素晴らしいサイト「TED Talk」で「内容に議論の余地が多すぎる」として非公開扱いとなっている講演があると聞いて、内容を見てみました。 National Journalの次の記事が伝えています。 Too Hot for TED: Income Inequality(National Journal) 講演内容の全文はこちら。 The Inequality Speech That TED Won't Show You 講演スライドはこちら。 The PowerPoint Slides That Were Too Hot for TED Amazon.comにも投資しているというシアトル在住のベンチャーキャピタリスト(かつ富豪)のNick Hanauer氏(Wikipedia)がこの2012年3月1日にTED
男子 @dannna_o あのプール自体は後に掘られたものと見る方が自然だけど、岩を素堀でくりぬく技術は回天の格納壕を掘る作業で定着したと見てよさそうだという報告を残して去ります。ではまた 2012-05-17 21:55:40
Live Nation says its Ticketmaster subsidiary was hacked. A hacker claims to be selling 560 million customer records. An autonomous pod. A solid-state battery-powered sports car. An electric pickup truck. A convertible grand tourer EV with up to 600 miles of range. A “fully connected mobility device” for young urban innovators to be built by Foxconn and priced under $30,000. The next Popemobile. Ov
5月19 「ボランティア」の言葉の響きに酔っていないか? カテゴリ:毒にも薬にもならない話技術者倫理 ツイート 1995年の阪神淡路大震災後に若者が我先にとボランティアに駆けつけ、「ボランティア元年」という言葉が生まれました。現代の若者は、日本という国が豊かになったために、経済的自立が第一目的ではない世代です。何を目的にしてよいのか難しい世代にとって、人の役に立つという喜びがボランティアにはあったのだろうと思います。 その後、ボランティア組織がNPOなどを中心に数多く立ち上がり、「ボランティアは良いことだ、そうに違いない、異を唱えるな」という強迫観念にも似た思考停止の概念が出来上がってしまったように思います。良いことをしているのだから何をやっても許されるし、文句を言うなどとんでもない、という空気も感じます。 ボランティアは、究極の自己満足です。人に言われてやるものでもないし、統率をとられて
答「親の敵だからです」 http://econdays.net/?p=6587 ということで、またもや諦めの悪いクルーグマン先生が必死に訴えかけていますけど、とうとう本人もどこか諦め顔です。いや別に顔は見えていませんけど。「緊縮策さえやめればいいんだよ!」「ドイツがインフレを許容すればいいだけなんだよ!」「そう、ぼくらはわかってた、わかってたんだよ!」うん、まぁ、確かに多分その通りなんでしょうけど、でもそんな正論だけで政治を動かせたら真っ当な政治家の皆さんは誰も苦労はしませんよね。しかし先生を見ていると、頭の良い人も色々大変だなぁと余計なお世話なことを考えしまいます。 さて置き、以前の記事でクルーグマン先生が「ドイツは過去10年では上手くいったからと考えているかもしれないけどそれは幻想だよ〜目を覚ませ〜」的なことを仰っていましたけど、しかしドイツの皆さんにとっては、それよりももっと強烈なイ
今日の横浜北部はよく晴れました。土曜日でこれだけよく晴れたのは久しぶりじゃないですか? さて、IT系企業の立ち上げに必要なベンチャーキャピタルについての興味深い記事がありましたのでその要約を。 内容はヨーロッパではなぜフェイスブックのような企業が育たないのか、その考察です。けっこう「地政学的」な話だったのでビックリ。 === ヨーロッパのテクノロジー会社の立ち上げの苦労 ●パリ郊外のヌイイ=シュル=セーヌのオフィスビルの上階には、ネットビジネスで一旗揚げようとする若者が集まっている。 ●彼らは次のグーグルやフェイスブック、それにジンガなどを狙っているのだが、シリコンバレーと違って、何かが足りない。 ●それは、マネーである。 ●アメリカのシリコンバレーでは、ネットビジネスを開始しようとすると、ベンチャーキャピタリストたちがかなり初期の段階から資金を用意してくれることが多い。 ●ところがヨーロ
今日の横浜北部は昼過ぎに雷とにわか雨が来た以外は晴れて気持ちよい一日でした。 さて、日本ではあまり報道されておりませんが、今週末からアメリカのシカゴで開催されるNATO首脳会議が安全保障や大戦略の分野としてはビッグニュースなので、その話題についての記事の要約を一つ。 === サミット直前にアフガニスタン支援で意見の分裂させるNATO諸国 ●NATO軍がアフガニスタンからの撤退を加速させている現在、あまり確実なことはない。 ●ところがその中でわずかに存在する「確実なこと」というのは、アフガニスタンで達成できることについて、大陸国家たちのほうが英米よりも悲観的である、ということだ。 ●ヨーロッパ経済が不安定になる中で、相変わらずアフガニスタンの状態は改善していないし、彼らの支援もすぐにもくずと消えてしまって効果が全く見えないからだ。 ●さらに問題なのは、タリバンだけでなく、民族間での武力抗争も
日本人の意地にかけてイギリスのダサイ病院のWEB見つけた。が、ダサイ程度では似たり寄ったりだがさすがに↑の中華思想みたいな色のは無かった。まあ、やる気の無い同士で比べても意味ないッス・・・ しかしこの人の「かっこいい」と挙げているサイトがFlashバリバリの時代遅れのものばかりで、どうも日本人とは感覚が違うのね、と思ったわけ。まとめサイトみたら同じこと言ってる人がいて感心した。 27番の投稿に完全同意です。 アメリカのサイトと日本のそれのデザインを比べても、日本のラップと本場のそれを比べて「日本語はダサイ」と言ってるのと大差なく、とにかく漢字自体がもともと横書きでは無くて縦書き用だし、WEBはもともと横書きの英語にあわせて作られているのでずるいわけです。 そもそも日本とアメリカでの価値観に大きな差があります。日本の官公庁なんて国民の誰1人も「クールにデザインして欲しい」って望んでないのでか
Facebookの共同創設者Eduardo Saverin氏は、米国籍の放棄を決断したことで2人の米議会上院議員の怒りを買った。このタイミングで米国籍を放棄することによりSaverin氏は、Facebookの新規株式公開(IPO)に伴う超過利潤課税を免れることが可能になる。 Charles Schumer(民主党、ニューヨーク州選出)とBob Casey(民主党、ペンシルベニア州選出)の両上院議員は米国時間5月17日、午前8時(太平洋時間)に記者会見を開いて、人々が課税回避を目的として米国籍を放棄することを防ぐための計画を明らかにすると発表した。さらに、この計画では「Saverin氏のような個人が米国に再入国する」ことを禁じる新たな法律についても説明するという。 Saverin氏は先ごろ、米国籍を放棄したことが明らかになり批判を浴びた。ブラジル出身の同氏は米国籍を10年間保持していた。すで
5月18日、FacebookがIPOを実施する。これによりすでに株式を保有している人たちは大きな利益を手にするが、全株式の4%を所有するというFacebook共同創設者Eduardo Saverin氏が、IPO前に米国籍を放棄した(CNETの記事)。 氏はすでに米国籍を放棄し、シンガポールに居住している。米国ではキャピタルゲインに対する課税があり、今回のFacebookのIPOについては日本円にして50億円以上もの課税が適用されるはずだった。しかしシンガポールではこの課税がないという。 いっぽう、これに対し米国の上院議員らが課税回避のための米国籍放棄を防ぐ計画を明らかにしたそうだ。また、このような行為をおこなった個人の米国への入国を拒否する法律も検討するという。
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