技術解説 次世代の標準ディスク・インターフェイス「シリアルATA」のすべて 1.パラレルからシリアルへ 澤谷琢磨 2001/01/27 PCの内蔵ハードディスク・ドライブは、サーバや一部のワークステーションを除き、そのほぼすべてがATA(IDE)インターフェイスを採用している。ATAインターフェイスの性能が向上し、SCSIに比べてドライブとコントローラ両方のコストが安価なことから、最近ではエントリ・サーバの中にも、ハードディスク・インターフェイスとしてATAを採用する製品が増えてきている。また、ハードディスク以外でも、内蔵用CD-ROMドライブやCD-R/RWドライブの多くが、現在ではATAインターフェイスを採用している。 このように規格としては大成功したATAインターフェイスだが、ハードディスクの記録密度の急激な向上によって生じる、インターフェイスの高速化とハードディスクの大容量化への対