「クランク前置き」の快適な新型自転車 2006年2月14日 コメント: トラックバック (0) Bryan Ball 2006年02月14日 米国の自転車の売上は、『ツール・ド・フランス』で米国人のランス・アームストロング選手が前人未踏の7連覇を成し遂げた影響で、爆発的に伸びている。しかし、重さ7キログラム弱と非常に軽量でサドルが小さなレース用自転車に、誰もが乗りたいと思っているわけではない。日常生活に利用するなら、もっと快適で実用的な自転車に乗りたい人もいる。こうしたタイプの製品を発売しているのが、米エレクトラ・バイシクル社、台湾のジャイアント社、米ランス社といった自転車メーカーだ。 乗り心地を優先した新しいタイプの自転車(写真)は、『クランク前置き』(crank-forward)型と呼ばれている。設計に小さな幾何学的変更をいくつか加えただけだが、ダイヤモンド型フレームを持つ標準的なコン
お絵かき感覚で作曲:メディアラボの『ハイパースコア』 2006年2月 2日 コメント: トラックバック (0) Mark Anderson 2006年02月02日 マサチューセッツ州ケンブリッジ発――携帯電話ユーザーは40億ドルを超える金額を着信音に費やしてきたが、その大部分は人気のある既存のヒット曲の一節を使ったものだ。しかし今、マサチューセッツ工科大学(MIT)メディアラボは着信メロディーの作曲ツールを無料で一般の人たちにひろく提供し、この市場で新たな創造のかたちを切り開こうとしている。 MITが開発したこの音楽作成ソフトウェアは『ハイパースコア』という。これを用いて制作されたオリジナルの着信メロディーを対象としたコンテストが開催され、1月27日(米国時間)にはMIT構内で優秀作が表彰された。コンテストにはロックバンド、U2のエッジ氏も審査員の1人として名を連ねたが、表彰式には欠席した
イヤホンが難聴の原因に――『ザ・フー』のギタリストが警告 2006年1月 6日 コメント: トラックバック (0) AP通信 2006年01月06日 60年代から活躍してきたロックバンド『ザ・フー』のギタリスト、ピート・タウンゼント氏(60歳)が、『iPod』(アイポッド)ユーザーに対し、イヤホンで音楽を聴くときには音量を下げないと、自分のように重度の難聴になる危険性があると警告した。 タウンゼント氏は、スタジオでヘッドホンを長年使用していたために自分の聴力は取り返しがつかないほどの損傷を受け、現在ではレコーディング・セッションの際には、聴力を回復させるため、途中で36時間の休憩を入れざるを得なくなったと語っている。 「私は知らないうちに、音楽を聴くためにどうしても必要な器官を駄目にするような種類の音楽を生み出し、さらにその威力を強めてきた」と、タウンゼント氏は自分のウェブサイトに書いてい
安価な部品で量子暗号と同等のセキュリティーを確保?(上) 2005年12月20日 コメント: トラックバック (0) Bruce Schneier 2005年12月20日 量子暗号技術の開発に何百万ドルも投じたあと、家電販売チェーンの『ラジオシャック』で売っている25セントの部品数個で同じことができるとわかったら、どのような気持ちになるだろうか? たとえ話が少し大げさすぎたかもしれないが、テキサスA&M大学から生まれた新たなアイディアでセキュリティーを確保できると確認されれば、それに近い状況になる。 テキサスA&M大学のラズロ・キッシュ準教授(電子・コンピューター工学)は今月、電話やコンピューターに接続する通信線の両端に抵抗器を取り付けるだけで、通信のセキュリティーを確保できると発表した。電子的な雑音を加えたり、抵抗器が自然に発生する「ジョンソン雑音」(熱雑音)を利用することによって、盗聴
安価な部品で量子暗号と同等のセキュリティーを確保?(上) 2005年12月20日 コメント: トラックバック (0) Bruce Schneier 2005年12月20日 量子暗号技術の開発に何百万ドルも投じたあと、家電販売チェーンの『ラジオシャック』で売っている25セントの部品数個で同じことができるとわかったら、どのような気持ちになるだろうか? たとえ話が少し大げさすぎたかもしれないが、テキサスA&M大学から生まれた新たなアイディアでセキュリティーを確保できると確認されれば、それに近い状況になる。 テキサスA&M大学のラズロ・キッシュ準教授(電子・コンピューター工学)は今月、電話やコンピューターに接続する通信線の両端に抵抗器を取り付けるだけで、通信のセキュリティーを確保できると発表した。電子的な雑音を加えたり、抵抗器が自然に発生する「ジョンソン雑音」(熱雑音)を利用することによって、盗聴
「光の保存」に成功、量子コンピューター実現に向け前進 2005年10月 5日 コメント: トラックバック (0) John Hudson 2005年10月05日 オーストラリアの物理学者チームが、光を結晶の中に一時「止めておく」ことに成功した。この成果は、量子コンピューターの開発に役立つ可能性がある。 オーストラリアのキャンベラにあるオーストラリア国立大学の研究チームは、特殊な結晶の中にレーザー光のパルスを1秒以上捕獲することに成功した。秒速30万キロメートルの光を秒速わずか数百メートルにまで遅くしたことになる。 この成功自体も世界新記録だが、研究チームがさらに歓喜したのは、保存した光を呼び出すことができたという点だ。これは量子コンピューティングに向けた重要な一歩となるかもしれない。 オーストラリア国立大学レーザー物理学センターのマシュー・セラーズ博士は、「われわれがここで成し遂げたのは、
完全にランダムなシャッフル再生は可能か(上) 2005年9月28日 コメント: トラックバック (0) Dan Goodin 2005年09月28日 『iPod』(アイポッド)の登場で、人々は、大量の楽曲のコレクションをランダムに再生するというのがいかに素晴らしいことかを学んだ。もはや、CDを丸ごと通して――決められた順序で――従順に聴くことを強要されなくなった音楽ファンたちは、ランダムに再生されるプレイリストに群がった。 ローリング・ストーンズの分岐点となるアルバム『スティッキー・フィンガーズ』が流れているパーティーでは、ノリのいいロックナンバーの『ビッチ』の次に、スローテンポで感傷的な『アイ・ガット・ザ・ブルース』を無理やり聴かされることもなくなった。代わりに、たとえばホワイト・ストライプスの『ゼア・イズ・ノー・ホーム・フォー・ユー・ヒア』など、他の曲をいくらでも楽しめるかもしれない。
完全にランダムなシャッフル再生は可能か(下) 2005年9月29日 コメント: トラックバック (0) Dan Goodin 2005年09月29日 (9/28から続く) イライラを募らせた私は、プレイリストの主要なファイル形式である『M3U』ファイル(拡張子は『.m3u』)をランダム化することについては徹底しているプログラム『randomm3u』に目を向けた。擬似乱数生成アルゴリズムを使うWinampのようなプログラムと違い、randomm3uは、『ランダム・オルグ』というウェブサイトで提供される、地球の大気中の雑音を抽出して生成した完全にランダムな数字の列を利用している。 しかし、2700曲のプレイリストをrandomm3uでランダム化したところ、間もなく、やはり曲順に偏りがあることがわかった。プレイリストの4番目の曲は、南部出身のロックバンド、デクサティーンズのファーストアルバムにあ
『iTunes』を使わずに『iPod』を管理、パソコンへのコピーも 2005年5月25日 コメント: トラックバック (0) Katie Dean 2005年05月25日 『iPod』(アイポッド)ユーザーが、『ウィンアンプ』デジタル・ジュークボックス用のプラグインを絶賛している。このプラグインを適用したウィンアンプは、米アップルコンピュータ社の『iTunes』(アイチューンズ)よりも優れたiPod管理ツールに変わるのだ。 このプラグイン、『ml_iPod』により、iPodユーザーは、iTunesを使わずにウィンアンプで音楽コレクションを管理できるようになる。通常、iPodと連携して曲が管理できるのは、iTunesだけだと考えられている。ml_iPodの最新版は23日(米国時間)にリリースされた。 最初にml_iPodを開発したのは、ウィンアンプの作者で、オープンソースのピアツーピア(P2
米アマゾン、「その本に特徴的な表現」を統計的に抽出 2005年5月11日 コメント: トラックバック (0) Ryan Singel 2005年05月11日 次に挙げるキーワードは、ある有名な本を示している。おわかりだろうか。「pagan harpooneers」(異教徒の銛打ち)、「stricken whale」(手負いの鯨)、「ivory leg」(象牙の脚)。あるいは別の本で、「old sport」(ねえ君)というのはどうだろう。 答えは、前者がハーマン・メルビルの『白鯨』で、後者がF・スコット・フィツジェラルドの『グレート・ギャツビー 』だが、実はこれらのフレーズはただのクイズのヒントではない。これらは、『アマゾン・コム』の『SIP』(Statistically Improbable Phrases: 統計的に珍しい言い回し)と呼ばれる新機能によって引き出された結果なのだ。SIPは
何のためにある? 無人島のトップレベル・ドメイン 2001年11月15日 コメント: トラックバック (0) Stewart Taggart 2001年11月15日 オーストラリア、シドニー発――URLが『.hm』『.bv』『.sj』で終わるウェブサイトを訪れたことがあるだろうか? 恐らくないだろう。しかしだからといって、そんなサイトが存在しえないというわけではない。 これら3つのトップレベル・ドメイン(TLD)は、インターネットの黎明期に、氷で覆われ、孤立した、大部分が人の住んでいない、北極や南極圏の極風に吹き付けられている島々に割り当てられたものだ。インターネットは、国防のためのネットワークからマスコミュニケーションの媒体へと、四半世紀以上を経て劇的な変化を遂げたが、これら3つのTLDは、それらが象徴する島々のように、静かに、孤立したまま、忘れ去られている。 現在、『.biz』『.in
『アップルI』を自作してコンピューターの基礎を学ぶ本 2005年3月 3日 コメント: トラックバック (0) Brad Brighton 2005年03月03日 今までなかった実践的なやり方で現代のコンピューターを考える本が出版された。最も有名なパソコンの1つ、『アップルI』のレプリカを読者に組み立てててもらうというのだ。 トム・オワド氏の書いた『アップルI・レプリカ・クリエーション:ガレージに戻ろう』(Apple I Replica Creation: Back to the Garage)は、アップルIのレプリカを総額100ドル程度の部品を使って組み立てる過程を通じて、現代のデジタル・コンピューターのアーキテクチャーを探っている。 著者のオワド氏はこの本について「アップルIを知れば、コンピューターが本当の意味で理解できる」と解説している。同氏はペンシルベニア州在住のマック・コンサルタ
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