ブックマーク / www.artonx.org (9)

  • L'eclat des jours(2018-11-26)

    _ 進化的アーキテクチャ 島田さんからもらった進化的アーキテクチャを読了した。 良いだと思うし、サジェスチョンと確認と方向づけなど有意義な内容に満ちている。 なので、現在のエンタープライズアーキテクチャー(あるいはある程度の規模、たとえばモデルが8クラスを越えたあたりのWebアプリケーションなど)を構築する場合、あるいはなんらかの改造、修正、移行をする場合には一読しておきたい。 要点と勘所をメモもかねて書く。 ただ、もらっておいてなんだが、書は良くない点も多い。 最初に、(というのは、要点と勘所を書く前に明らかにしておきたいからだし、正誤表的なメモを最初に掲示しておく意味があると思えるからだが)苦言を書く(もしかすると、このエントリーはそれで終わるかも。最初にネガティブなことを書いて後から誉めるのは悪手だが、それでも書については最初に苦言を書くべきだと思う)。 書は、読みにくい。

  • L'eclat des jours(2018-11-22)

    _ 進化的アーキテクチャ、クリーンアーキテクチャ(最初の部分) 同僚が「エンタープライズアーキテクチャーのTo Beってどういうものがあるのか?」とSlackに投げたので、考えた。 モノリス(これだけでは意味を持たないが、良く結合された3層構造以外の選択肢は現在は考えにくい。ただし、プレゼンテーション層としては別にWeb(それがレスポンシブであろうが)にこだわる必要はなく、デスクトップを含めたネイティブアプリケーションであっても良い)はもちろんある。規模が小さければ他に選択の余地はほぼない。 規模が大きければ、SOAが当然の選択肢となる。 ただ、すでにこれらはTo BeというよりもAs Isだ(今が21世紀で良かった)。 マイクロサービスアーキテクチャーはどうだろうか? このあたりがAs IsとTo Beの分水嶺のように見える。 問題はマイクロサービスアーキテクチャーは理屈の上では正しいと

  • @t_wadaとケントベックのテスト駆動開発 - L'eclat des jours(2017-10-09)

    _ @t_wadaとケントベックのテスト駆動開発 長らく絶版となっていたケントベックのテスト駆動開発(入門)が、オーム社から装いと訳者もあらたに再刊されて、しかも嬉しいことに、編集の森田さんから頂けたので早速紹介する。 くだくだしいことなどは後のほうで書くことにして(このページ群はおれにとってはその時考えたことなどを記す日記でもあるからだ)、まず書の要点について書く。 原著は2003年、書はそれの翻訳なので15年以上の歳月を経た準古典だ。何についての準古典かといえば、題名からわかるように開発についてで、なんの開発かと言えばプログラムだ。 一言で言えば、1人でプログラムを開発するときに、どのように開発へのモチベーションを維持しながら、開発そのものをゲーム化して楽しみながら(まあ、1人でプログラムを開発しようとした時点で、それはゲームなのだが、さらにルールをいくつか導入することでゲーム性を

    snoozer-05
    snoozer-05 2017/10/10
    タイトル、そして時間とともに流れていったものに想いを馳せて、ちょっとこう込み上げてくるものがある
  • L'eclat des jours(2014-12-12)

    _ Rubyのしくみ 風邪で寝込みつつ、以前、オーム社から送っていただいた(ありがとうございます)Rubyのしくみをようやく読んだ(読み込んだ、とは言えないけど)。 書は言語処理系としてのRuby(特にMRI)にフォーカスして、字句解析、構文解析から始めてオブジェクトのメソッド呼び出しとオブジェクトの実装上の仕組みについて解説したものだ(だけではないので、それは後述)。 そのあたりはRHGを読んだから知っているよという人でも、2~4章にわたって説明されている、コンパイル、コード実行、制御構造とメソッドディスパッチの箇所は、YARVに基づいているので新味があると思う。 というわけで、Rubyの処理系を解説したとしては既にRHGというものがあるわけだが(Rubyソースコード完全解説という名前で売られていたが、当時の世相からハックという言葉が受け入れられなかったのが書名の理由なので、心ある人

    snoozer-05
    snoozer-05 2014/12/12
    “その価値はある”
  • 久々に絶対読め本が来た - L'eclat des jours(2014-05-13)

    _ 久々に絶対読めが来た オライリーの高さんから、ハイパフォーマンスブラウザネットワーキングを頂いた。 どんなかもわからなかったけど書影を張った甲斐があった(わけないだろうな)。実に良いを頂けた。どうもありがとうございます。 このは、名前の書名の通りに受け取ると妙にピンポイントだけど(なぜなら、ブラウザネットワーキングをハイパフォーマンスさせるための技術書だとしか読めないし、ブラウザネットワーキングって妙な言葉だけど、Webブラウザにしか関係しなさそうに読める)、全然違う。 このは、小手先の技術書ではない。 だから、ネットワークにパフォーマンスを要求するためには、まずネットワークとは何でどのような技術で、どのような種類があり、それぞれにおいてどのような制約や特徴があるのか、からきちんと説明がある。 最初は、レイテンシ(遅延のこと。遅延といったって、伝播遅延、伝送遅延、処理遅延、キ

    snoozer-05
    snoozer-05 2014/05/14
    “今一番重要なインフラは、もうCPUでもメモリでもディスクでもなく、ネットワーク(モバイル含むというか、モバイルの比重が非常にでかい)だ。”
  • L'eclat des jours(2009-07-25)

    _ 2つのレシピ Ruby3の校正をしている関係ということもないけど、翔泳社からRuby札幌グループの逆引きレシピを頂いた。 で、読んだ(目を通したというべきか)。 うーん、おれは高橋さん、青木さん、裕蔵さんのレシピブックのほうが好きだな。でも好き嫌いとかそういう感覚をレシピブックのような実用書に対して持つのは意味がわからないので、正確には、何か違和感を覚えるということだろう。 けれど、きっと、札幌レシピのほうが時代には則しているのだろう。それはRuby 1.9に関連したレシピ(文字コードのあたりとか)が出ているからとかそういうレベルのことではない。 この差を説明するのは難しい。 たとえば札幌レシピの項目には、「QRコードを生成したい」とか「サムネイル画像を作成したい」とかいった、それRubyレシピなのか? と感じるところがある。でも、実用性からいけば、もちろんレシピだからそういった項目

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    snoozer-05 2009/07/25
    "札幌レシピは、今のRuby(というビジネスに利用されるシステム)の本"
  • L'eclat des jours(2009-07-20)

    _ ロメオとジュリエット ティアラこうとうで、東京シティ・バレエ団のロメオとジュリエット。 プロコフィエフの曲って素晴らしいではないかと、特にバイオリンで寄せて返すフレーズの曲で感じたが、作曲家だけの問題ではなく、テンポの取り方と強弱の付け方で、東京シティ・フィルがうまいのだと気づく。あと、いかにも新古典主義的な、タカタッタカタ、タカタッタカタというのが、ロメオとジュリエットだと初めて(多分)知った。この曲、えらく聴き覚えがあるのだが、いったいどこで聴いていたのかな? 演出は石板のようなものを組み合わせたシンプルな舞台で、ヴィンラントヴァグナーのリングを想起するが、実に効果的(と、後でわかるが、観ているときはオリジナルではなく、元々そういう演出なのだと思っていた)。特に、ジュリエットが家から抜け出して修道院を訪ねるところの演出がすばらしい。 最後のジュリエットが絶望してロメオにナイフを握ら

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    snoozer-05 2009/07/21
    "RubyKaigiが終わるや天空に7色の架け橋が浮かび上がった"
  • L'eclat des jours(2009-05-02)

    _ プロダクティブ・プログラマの続き なんか、見渡した感じ、第1部の評判がよくないように感じたんだけど、そんなに誰もがレディなのか? とくに、第5章の「正準化」(いや、でもこの訳はあまり良いとは思えない。Canonicalityのcanonicalは用語として「正準」と訳されているようだが、たとえばcanonical cordinateとか。ここは、「正規化」にしたほうが良い気がする。だって、このの、少なくとも5章の対象はむしろSIerや開発マネージャとかじゃないかなぁ。だったら、データベースの「正規化」は少なくとも言葉/知識として脳内辞書に持っていて、それが重複した余分なものを省くことだということはわかっていると思うからだ)は、涙が出るほど、正しく知っておくべきことばかりだ。 すると、途端に、アプリケーションのビルドができなくなりました。 ううむ、ごめんなさい。ある時期のPlatfor

    snoozer-05
    snoozer-05 2009/05/02
    "この本は新人教育に使ったりするといいと思うな" // とてもとても染み入る書評
  • 夢の世界へようこそ - L'eclat des jours(2009-05-01)

    _ 夢の世界へようこそ はるか昔、子供がまだ子供にも成りきらないころのことだ。 ディズニーのダンボかバンビか、そのあたりのLDを見せていたら、広告のピーターパンにやたら興味を持って、買ってくれと言いだした。 まあ、いいかな。で、ピーターパンのLDを買ってやった。 ピーターパン 【日語吹き替え版】 [DVD] ANC-008(ハミルトン・ラスケ) で、それから毎日、子供はピーターパンを見るようになった。 だが、そんなに毎日欠かさず見るほどおもしろいか? でも、とにかく、何か見ると言えばピーターパンだ。 一緒に見ているこっちがすべてのセリフを覚え、フック船長とピーターとスミーのトリオ芸をぬいぐるみで見せられるまでになったころ、画面を眺めながら子供がぽつりと言った。 「いつ、迎えに来るんでしょうね」 ? そして、話を聞き、ダンボだかバンビだかのLDを見直し、ピーターパンの広告で、ナレーションが

    snoozer-05
    snoozer-05 2009/05/01
    "プロダクティブ・プログラマを読んでいたら、実にわかりやすいデメテル則の説明が出ていたので感心した"
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