オーストラリア・シドニー(Sydney)にあるシドニー水族館(Sydney Aquarium)の飼育場で眠る2匹のオーストラリアオットセイ(2004年3月31日撮影)。(c)AFP/Greg WOOD 【2月21日 AFP】オットセイが片側の脳だけ眠らせることを可能にする脳内化学物質を特定したとする研究論文が、米専門誌「神経科学ジャーナル(Journal of Neuroscience)」に掲載された。 研究を行った科学者らは、この「ユニークな生物学的現象」は、不眠症などの睡眠障害に苦しむ多くの人々の助けとなる発見だと述べている。北米では、睡眠障害に悩む人は全体の40%に上ると推定されている。 論文の主執筆者、米カリフォルニア大学ロサンゼルス校(University of California Los Angeles、UCLA)脳研究所(Brain Research Institute)の