〈今がチャンス、ソウルヘお越しあれ!〉と書かれたポスターや広告を、都営地下鉄の車内や駅構内で、見かけたことはないですか? まあ一見明らかに、韓国・ソウル観光のPRだとわかるのですが、よーくご覧ください。隅っこに、銀杏マークと“東京都”の文字が。そうなんです、東京都がソウル観光をPRしているのです。 「昨年7月に舛添要一・東京都知事が訪韓した時、朴元淳・ソウル特別市長と交流・協力に関する合意書を締結したのが発端です」(都政担当記者) 舛添サンの昨年の訪韓と言えば、朴槿恵大統領との会談の際、お辞儀の仕方が卑屈に見える、といった批判が起きたのが記憶に新しいところ。〈都民の90%は韓国が好き〉などとリップサービスさえしましたが、現実は厳しく、日本人の訪韓者数は2013年が対前年比21・9%減、昨年が同17%のマイナスで、今年も減少の勢いは衰えていません。 ならば観光客誘致を、と考えるのは当
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