公益財団法人「日本サイクリング協会」(東京都品川区)が、コンサルティング会社に運用を委託した資金約3億円のうち、約2億7千万円が回収できなくなっていることが27日、協会への取材で分かった。同社側は協会に対し、当初の説明とは別の事業に投資したと話しているが「返済の意思はある」と説明しているという。 協会によると、平成23年3月ごろ、東京都内のコンサル会社に資産運用を相談した。「シンガポールの銀行の割引円建て債を約2億6千万円で購入すれば3年後に3億円になり、約4千万円の利息も入る」との説明を受け契約。約2億6千万円を入金した。 26年3月には資金が3億円になったとして、この3億円の運用について改めて契約したが、今年3月に同社から「資金は無関係の事業に投資して焦げ付かせた」と説明を受けたという。協会は今年1月までに約3千万円を返却させたが、残りの約2億7千万円は回収できていない。
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