稲村ヶ崎温泉時間のすすめ 目の前にひろがる鎌倉の海と空。澄み渡る空気の先には、 雄大な富士山と江ノ島が見えます。 吹き抜ける潮風は心地よく、キラキラと光る水面が美しい。 そんな絶景を満喫しながら楽しむことができるのが、 稲村ヶ崎温泉です。 泉質 泉質は、炭酸水素塩冷鉱泉。殺菌効果の高い松の有機質成分を含む「モール泉」と呼ばれるもので、平成前期までは世界で2か所しか確認されていなかった貴重な温泉資源のひとつです。太古の時代、この地にはたくさんの松林が広がっていました。それらが長い年月を経て、温泉の源泉になったのだそうです。注目すべきはその泉質。稲村ヶ崎温泉が含有する炭酸水素イオンやメタケイ酸の濃度の高さには、専門家も舌を巻くほど。温泉法に定める基準値を大きく超える炭酸水素イオンは1077mg/kg、炭酸イオンは16.6 mg/kg、メタケイ酸イオンは2.24 mg/kg(2015年5月調査