ランナーにとっての最も大きなケガはおそらく腸脛靭帯炎だと思います。自分もそうでしたが、日本の有名なマラソンランナーは皆これに悩まされた経験があるのではないかいと思います。日本人の多くは文化や生活環境などにより大人になるにつれて、脚が内反足いわゆるO脚に変形する人が多いのです。そうすると、走行着地時に足底外側接地になり荷重は足関節外足部にかかり、筋緊張が膝関節外側を伝いお尻まで達します。そのストレスが走ることによって何ども酷使して靭帯に運動負荷が繰り返されると膝関節内反部位に付着する筋の筋緊張が亢進し、腸脛靭帯の炎症が起こり得ます。外側のつっぱりや炎症を抑えるには日々のストレッチやマッサージに尽きます。これから紹介するストレッチをすると筋が少しでも和らげられる事と思います。 腸脛靭帯は大殿筋と上前腸骨棘に付着する大腿筋膜張筋の延長上を起始(大転子あたり)とし、Gerdy結節いわゆる脛骨粗面の