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2006年11月4日のブックマーク (6件)

  • 群青学舎 [著]入江亜季 - コミックガイド - BOOK

    クライン・ブルーと呼ばれる色がある。現代美術家イヴ・クラインが生み出した独特の深みと輝きを湛(たた)えた青色で、その青を一面に塗り込めた彼の作品を見ていると、そのまま吸い込まれそうな錯覚に陥るのだ。 書を読んで、それと似たような感覚に襲われた。『群青学舎』というタイトルが示すとおり、さまざまな学び舎(や)(それは学校とは限らない)を舞台に、“青の時代”に属する人々が群れ集い、ささやかなドラマを繰り広げる。古い教室で少年が不思議な同級生と出会う「異界の窓」、怪しげな媚薬(びやく)の実験台にされた研究員男女の受難劇「ピンク・チョコレート」、森の精霊と木の実採りに来た老婆の交感をセリフなしで描いた「森へ」、カフェの看板娘が朴念仁の教授にアタックする「アルベルティーナ」など10編。ファンタジーあり、ロマンスあり、コメディあり。懐かしさと瑞々(みずみず)しさと、ほのかなエロティシズムを兼ね備えた物

  • あり胡同

    4月25日に『群青学舎』単行三巻が発売されます。 今度は一話短編が4と、二話と三話の中編2の計6篇をお届けします。 「赤い屋根の家」「薄明」「続々ピンク・チョコレート」「メリーガーデン」 「待宵姫は籠の中」「雪降り積もる」 楽しんでもらえることを心から願っています! またサイン会があるのですが、今度は神戸です。三宮のとらのあなさんです。 確か5月10日です。 お近くの方はぜひいらしてくださいね、私も楽しみにしています! おわったら一泊して帰る予定です、神戸の名所のひとつやふたつ 寄って帰れたらいいなと思っています。 エンターブレイン『コミックビーム』2005年11月号から「群青学舎」連載中。 いろいろ青色短編連作です。※コミックビームは毎月12日ごろ発売です。 ・単行『群青学舎』一巻、『コダマの谷』、エンターブレインより2006年8月31日発売。 ・単行

  • 群青学舎&コダマの谷

    群青学舎 & コダマの谷王立大学騒乱劇 ひとめ見るだけで何かを感じさせてくれる絵柄というものがあって、例えば壁に貼ってあった漫画の原稿を1枚、見るだけでこれは絶対に面白い作品だという予感を抱くことがある。 買い込んで通して読んでみて、やっぱり面白かったと確信することもあるし、そうじゃなく間違いだったと思うこともあるけれど、どちらも大切な経験だ。繰り返すうちに絵からにじむ作品としての力を、感じ取れるようになって来る。 書店でのサイン会のこと。壁に飾られた漫画の原稿に目が行った。美麗で端整で繊細で、とりわけ「ピンク・チョコレート」というタイトルの原稿に描かれていたショートヘアの眼鏡の娘の表情が気になった。 どことなく「赤々丸」の時代の内田美奈子を思わせる雰囲気で、いったい誰だろうとサイン会の後に店頭を探しては、入江亜季という当該の作者の2冊同時に出ていた単行を買ってみた。まずはその「ピンクチ

  • 入江亜季『群青学舎』『コダマの谷』

    入江亜季『群青学舎』『コダマの谷』 1巻は連作をふくむ10の短編集。テーマはまったくバラバラ。 2巻は「コダマ谷の王立大学」での王子、天才学生、男装の王子の嫁候補、などをめぐるやや長篇の物語と、超短編の架空紀行集。 正直、ぼくは、ほとんどの話に興味がもてなかった。 唯一くり返し読んだのは1巻に収録されている「白い火」シリーズで、メガネをかけた優等生女子高生を、飽かず眺める。 ところが、つれあいは、脇から拾い読みしているうちに、読破。辛口の批評が多いこのひとにしては珍しく、「佳作」とほめるではないか。 1巻冒頭の「異界の窓」で、なにやら古びた山村の学校っぽい描写のなかで、となりにすわった「山背くん」にしっぽが見える、というところから話がはじまる。 「いい雰囲気じゃん。こういう話すき」 とおもしろがるつれあい。 つづく第2話「とりこの姫」。いかにも英国風寄宿舎の雰囲気。 でてくる女たらしっぽい

    soylent_green
    soylent_green 2006/11/04
    これ最高。「なつかしいような絵柄と設定なのに、ぜんぜん古びた感じがしない。むしろ非常に洗練された印象をうける」
  • Amazon.co.jp: 鉄舟随感録: 山岡鉄舟 (著), 安部正人 (編集): 本

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    春の伊予国漫遊記。松山・今治と愛媛の魅力を満喫してきました。 法事を兼ねて愛媛観光へ 2024年のGWは、毎年恒例の名古屋帰省ではなく自宅でゆっくり過ごしておりました。というのも、4月に法事のため愛媛・松山に親族大集合というイベントがありまして、そちらをGWの旅行代わりにしたという理由です。法事は日曜日の予定ということ…

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