麻生太郎内閣が発足した。小欄恒例、閣僚記者会見での国旗への姿勢をチェックした。福田改造内閣で正しく敬礼したのは町村信孝官房長官ただ1人(8月6日付小欄)。さて麻生内閣はどうか。 従来と打って変わって、河村建夫官房長官を筆頭に、舛添要一厚労相、石破茂農水相、二階俊博経産相、中山成彬国交相、斉藤鉄夫環境相、浜田靖一防衛相、佐藤勉国家公安委員長、野田聖子消費者行政担当相の9人の閣僚が、登壇時・降壇時とも国旗に正対し敬礼した。 加えて中曽根弘文外相、中川昭一財務・金融相、塩谷立文科相、甘利明行革担当相の4人の閣僚も登壇時に敬礼し会見に臨んだ。自ら閣僚名簿を読み上げた麻生首相も国旗に敬礼した。福田内閣とは大違いだ。 今度の内閣は期待できる。そう思った矢先、中山大臣が「発言の責任をとって」辞任した。昨今、首相の任期は1年、大臣の任期は5日なのだろうか。彼らは大きな勘違いをしている。 責任はとる