海外で出会った日本人に、「あなたは日本とフランスのどちらで子育てをしたいか?」と質問すると、大半の人が“フランス”がいいと答えます。国の子育て支援や、教育費の違いなどその理由は多岐に及びますが、意外なことに『日本だと“考えない子ども”になってしまうから』という理由が一番多いです。 ここでいう、『考えない子ども』とはどんな子どもを指すのでしょうか。 それは、やりたいことがわからず、自分の人生に何の責任も持たない子どものこと。日本で社会問題になっているニートの存在も、『考えない子ども』の最たる例です。やりたいことがあるからニートになっている者もいるでしょうが、大半はやりたいことがみつからず、何をしていいのかわからないと答える人が多いようです。 「やりたいことがわからない」という若者が増えたと言われる昨今ですが、これはよく「みんな同じが大好きな日本社会」に起因していると指摘されます。日本社会で「
![なぜ日本では『自分で考えない子ども』が育つのか?](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/fd706138cdfc181ae22adb100c87b3b71c9fe7a1/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fwww.madameriri.com%2Fwp-content%2Fuploads%2F2011%2F09%2F9541901819_217c129dd3_k.jpg)