「特撮博物館」の会期中に紹介しようと思っていた本があるのだが、ちょっと野暮用をこなしている間に終ってしまった。 それでも、全国巡業の検討もしているそうだし折角なので紹介しようかと思う。 「特撮博物館」で自分が一番不満だったのは、東宝に円谷にピープロまで紹介されているのに、東映特撮が全く紹介されていなかったことだ。 いや、理由はわかるんだよ。ゴジラやウルトラマンに比べて、ライダーや戦隊は順調だ。わざわざ負け組みと寄り集まってジブリ博物館の真似事なんてする必要ない。きっと、東映首脳部はそういった観点から参加依頼をやんわり断ったんだと思う*1。 でも、日本特撮史を俯瞰してみた場合、昭和ライダーの怪人造形やスーパー戦隊の着ぐるみロボは絶対に外せないものだと思うんだよね。 なによりも『巨神兵 東京に現る』をジブリやスタジオカラーと共に製作した特撮研究所は1965年の創設以来、東映作品を手掛けまくりじ