皆殺し映画通信 作者: 柳下毅一郎出版社/メーカー: カンゼン発売日: 2014/03/20メディア: 単行本(ソフトカバー)この商品を含むブログ (11件) を見る 柳下の、ダメ日本映画紹介本。紹介されているクズ日本映画のどれも、明らかにくだらなそうだけれど、柳下の紹介がうますぎてというべきか、かえってそのクズぶりがおもしろそうに見えてしまうというのが困ったもの。でもだまされて一本でもうっかり機内で見たりすると(ガッチャマンとか)もちろんそういう迷いからは覚醒できます。 一本、二本の紹介は実におもしろくて笑って読んでしまうけれど、だんだん読むうちに、おなかいっぱいな感じで、さらに読み進むと、日本映画ってこんなろくでもない代物しかないのか、と暗澹たる気持ちになるので、一気読みはおすすめしない。とはいえ、少しずつ読んでも日本映画の傑作が増えるわけではないのは事実ではあるんだが。 ある意味で客
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