腐った親米派 10月20日、アフガン大統領選の決選投票を受け入れたハミド・カルザイ大統領(左は、カルザイ説得のため派遣されたケリー米上院外交委員長) Ahmad Masood-Reuters アメリカのアフガニスタンに対する無制限の関与を正当化するために、怪しげな議論が続々と展開されている。その一つは、アフガニスタンからの撤退は、アメリカの信用に傷をつけ、他の親米国家もアメリカの持久力を疑い出す、というものだ。 アメリカがアフガニスタンから手を引けば、弱くて無防備な2、3の国家の指導者が、アメリカ依存を見直そうとする可能性はある。だが、それは必ずしも悪いことなのだろうか。 アメリカは何十年も、「信用」を維持しなければならないという強迫観念に取りつかれてきた。だがアメリカの信用は、われわれの問題というよりアメリカに依存する国々の問題だ。超大国であることの利点の一つは、アメリカの国益の一部が他