人口カバー率100%のNTTドコモ網を、手軽なプリペイド方式で使える日本通信のデータ通信サービス「Doccica」(ドッチーカ)。前回は手始めに製品の概要やセットアップの様子を取り上げた。 今回は、データ通信サービスとしては最も重要な通信速度の実力に迫ってみた。前回も触れたが、DoccicaのサービスはドコモのFOMAネットーワークを日本通信が借り受け、独自に負荷分散をすることで効率的な通信サービスを提供している。できるだけ多くのユーザーを効率よく収容するため、通信速度はドコモが提供する通信サービスよりも低くなりがちだが、その分安く手軽に使えるのが特徴だ。 DoccicaのZTE製USB端末はHSUPAにも対応しており、仕様上は下り最大7.2Mbps、上り最大1.4Mbpsでの通信が可能だ。しかし、ドコモはHSUPAサービスをまだ提供していないため、当然ながら上りの速度は最大でも384kb