市場調査などを手掛けるBCNは,薄型テレビや録画機などの販売台数が2009年2月には大幅に伸び,市場に活力が戻ったと発表した(発表資料)。薄型テレビ,パソコン,録画機,デジタル・カメラの販売台数は,いずれも前年同月を上回ったという。この調査結果は,同社が集計している国内の主要家電量販店の実売データに基づくもの。 中でも,特に伸びが大きかったのは薄型テレビ。2008年秋以降,伸びが鈍化していたものの,2009年2月の販売台数は前年同月比で31.3%増加した。販売金額を見ても,同14.3%増と2ケタ成長を記録している。前年同月を割り込んでいた2008年の10月と12月から,回復を遂げた。この回復の原動力は大型製品とBCNは説明する。伸びが鈍化していた40型以上の製品の販売が復調しているという。特に,40型台の伸びが顕著で,2009年2月の販売台数は前年同月比で53.6%増。直近半年間で最高の伸