12月19日12時30分(北京時間)。出張先から北京首都国際空港へ降り立ち、携帯電話の電源をオンにした筆者は、即座に異様な空気を感じた。数秒間隔でメールが入ってくる。 「聞いた?」 「ちょっと信じられないよね?」 「情報は本当なの?」 「今晩、番組に来れる?」 「この地域は荒れるのかな?」 「北朝鮮」「金正日」「死去」。これらの名詞、固有名詞は一切使われていなかった。監視や盗聴を考慮して、携帯電話による連絡では固有名詞を極力使わないようにしている。 久しぶりに北京に戻ってきた。多くの中国人記者たちが、空港の出口で筆者を待ち構えていた。いつもなら、「久しぶりの北京はどうですか?」「この前のあのニュースについてはどう思いますか?」「向こう2週間はどういう予定ですか?」などという質問から入って、ざっくばらんなコミュニケーションを交わす。だが、この日は違った。 12月25~26日に予定されている野
Samsung、ZTE、Nokia――メーカー勢力図が激変した2011年の海外市場:ITmediaスタッフが選ぶ、2011年の“注目ケータイ&トピック”(ライター山根編) Nokiaのシェアが大きく落ち込み、Samsung電子やAppleの存在感が一段と増した2011年の海外市場。特にスマートフォンはユーザー層の拡大から製品のバリエーションが大きく広がっている。もはや最初の1台目がスマートフォン、という若年層も多いほどであり、各メーカーの主力製品はエントリークラスやミッドレンジまでもがスマートフォンで占められている。その中から2011年に目立った製品を紹介しよう。 タブレットとスマートフォンの間を埋める「GALAXY Note」 5.3インチの大型ディスプレイを搭載したSamsung電子の「GALAXY Note」は、同社が設けた「Note」という新しいカテゴリに属する製品だ。使ってみると
またもや起きてしまった。 2011年12月12日の早朝、仁川市オンジン郡ソチョン島南西85キロ(韓国の西海岸)の海上――韓国の排他的経済水域――で中国漁船の不法操業を取り締まっていた海洋警察官が、中国漁船の船長に殺害される事件が発生した。 海洋警察官が中国漁船の不法操業取り締まり中に亡くなったのはこれが2度目である。2008年9月にも、警察官が中国漁船の乗組員にシャベルで殴られ、海に突き落とされて亡くなっている。海洋警察庁によると、2008年から2011年11月までの間に、中国漁船の取り締まり中に負傷した海洋警察官は28人にのぼる。 中国漁船は逃げるどころか襲い掛かってくる 海洋警察庁は12月13日に記者会見を行い、12日早朝の不法操業取り締まりの様子を詳しく説明した。警察官10人が中国漁船に乗り移った時に、もう1隻の中国漁船が、わざと船を4~5回衝突させた。 警察官らが倒れかかったすきを
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