東京・秋葉原と茨城県つくば市を結ぶつくばエクスプレスで、先月、点検作業のミスからヒューズを破損した状態で運転して車体から火花が散り、電車の運行を途中で中止していたことが分かりました。 つくばエクスプレスを運行する首都圏新都市鉄道によりますと、先月22日の午後6時ごろ、秋葉原発つくば行きの下りの「区間快速」が、茨城県内の「みらい平」駅から「みどりの」駅に向けて走行中、乗客の男性が車体の上部で火花が飛ぶのを目撃して、非常通報装置を押して運転士に知らせました。 運転士が次の「みどりの」駅で確認したところ、6両編成の2両目の車体上部にあるパンタグラフ付近で、焦げた臭いがしたため運行を中止しました。 乗客にけがなどはありませんでした。 その後の調べで、出発前の点検の際に、作業員が手順を間違ってパンタグラフ近くにあるヒューズを破損させてしまい、そのことに気付かないまま運転したことが原因と分かりました。