毎日新聞の敗訴確定 特区巡る記事、名誉毀損認める―最高裁 2024年01月11日15時00分配信 最高裁=東京都千代田区 政府の国家戦略特区ワーキンググループ座長代理だった原英史氏が、毎日新聞の記事で名誉を傷つけられたとして、毎日新聞社に損害賠償を求めた訴訟について、最高裁第3小法廷(林道晴裁判長)は10日付で、双方の上告を退ける決定をした。名誉毀損(きそん)を一部認め、同社に220万円の支払いを命じた東京高裁判決が確定した。 毎日新聞社説は「不見識」 共産幹部、松竹氏除名巡り 同社は2019年6月11日付朝刊で、原氏が特区提案を検討していた学校法人の副理事長らと会食し、費用は法人側の負担だったなどとする記事を掲載した。 一審東京地裁は、会食について「真実と信じる相当の理由がある」として請求を棄却した。 これに対し二審東京高裁は、「裏付け取材をした証拠はなく、真実と信じる相当の理由はない」