宇宙航空研究開発機構(以下、JAXA)と株式会社QPS研究所(以下、QPS研究所)はQPS-SAR 6号機「アマテル-Ⅲ」に搭載した、FPGA (Field Programmable Gate Array)を用いた「軌道上画像化装置」(以下、本装置)において、合成開口レーダ(SAR)(注1)データの軌道上での画像化に成功いたしました。 本装置は、従来は地上の計算機で行っていたデータ処理を、高速処理が可能なFPGAに適したアルゴリズムに書き換えてファームウェア化することにより衛星搭載用の装置として実現したものです(注2) (図1)。 JAXAとQPS研究所は、本装置を2023年6月13日に打ち上げられた「アマテル-Ⅲ」に搭載し、軌道上での技術実証に係る共同研究を行っています。 このたび、「アマテル-Ⅲ」の軌道投入後の初期チェックの一環として、あらかじめ衛星内に格納していたSARデータ(注3)