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ブックマーク / mojix.org (22)

  • 極論の効用 - モジログ

    極論は、「考えるきっかけ」をくれる。だから価値がある。 誰でも言いそうな無難な主張は、間違っていないかもしれないが、価値がない。 どんな人であっても、何についても無難な意見しか持っていない、ということはないと思う。誰だって、「心のうちに、極論を隠し持っている」はずなのだ。 しかし、それを言うと叩かれたり、間違っていて恥をかくのが怖いので、普通は言わない。 その意味で、わざわざ極論を言う人は「リスクテイカー」だ。 それは間違っているかもしれないし、ボコボコに叩かれるかもしれないが、少なくとも無難な意見よりは、「考えるきっかけ」を与えられる。一歩踏み出した見方を示すことで、「常識を相対化」できるのだ。 ネットでは、極論がボコボコに叩かれているのをよく見かける。私はそれがどんなに間違っていても、極論を言う人の勇気ある姿勢を支持したい。ただの無難な意見よりも、極論は読む人に考えるきっかけを与え、意

    sst
    sst 2009/05/08
    一歩踏み出した見方を示すことで、「常識を相対化」できる/正しいか間違っているかではなくて、常識を揺さぶること、考えるきっかけを与え、あたらしい視点を提供することに、極論の意味がある/極論≠強制・絶対
  • ITエンジニアにコンピュータ・サイエンスは必須か - モジログ

    一昨日のエントリ「ITは「理系」なのか?」を補足したい。 私がここで主に想定し、前提にしていた「ITのスキル」は、SEやプロジェクト・マネージャーのように対人スキルを要求される職務ではなく、純粋に「プログラミング」や「設計」のスキルだった。 このエントリのはてなブックマークを見ると、この部分について私の書き方があいまいだったために、私の意図と違うように受け取られているものがあると感じた。これは私の書き方が言葉足らずだったことを認める。 ここで、「コンピュータ・サイエンスをきちんと学んでいないとダメだ」といった趣旨の意見があった。これこそ、「ITは「理系」なのか?」で私が主題にしたかったポイントであり、まさにこのような考えかたに対して、私はちょっと違う気がする、ということが言いたかったのだ。 コンピュータ・サイエンスの知識は、もちろんあったほうがいい。しかし、ないとダメということもないと思う

    sst
    sst 2008/12/30
    それ(プログラミング)は理詰めでは到達できない、一種の「アート」であって、論理的な思考力以上に「美的感覚」を要求される、職人芸だと思う/良く出来たアーキテクチャは美しい
  • さまざまな認知バイアス - モジログ

    Wikipedia - List of cognitive biases http://en.wikipedia.org/wiki/List_of_cognitive_biases さまざまな「認知バイアス(Cognitive bias)」が、壮観ともいえるほど大量に集められており(たぶん100個近く)、以下の4カテゴリに分けられている(カッコ内は私がつけた訳語)。 1 Decision-making and behavioral biases (意思決定と行動に関するバイアス) 2 Biases in probability and belief (確率・信念に関するバイアス) 3 Social biases (社会的バイアス) 4 Memory errors (記憶に関する誤り) 以下、具体例をいくつか拾い出してみます(説明は、上記ページの解説文を私が要約したもの)。 Decision

    sst
    sst 2008/05/19
    人間の認識の「クセ」
  • jjgのinformation architecture resources - モジログ

    最近、情報アーキテクチャ(Information Architecture)をちゃんと勉強したいと思い、そのあたりの情報を調べている。 『The Elements of User Experience』の著者としても知られるJesse James Garrettのサイトに、情報アーキテクチャのブックマークページがあった。 jjg.net : information architecture resources http://jjg.net/ia/ これこそポータルという感じで、ネットならではという気がする。だとこうは行かない(いちいち入手するのが難しい)。 なお『The Elements of User Experience』は去年出たで、2003年のベスト10にも入れておいたが、Web関連のとしては、私にとってJon Udellの『Practical Internet Groupw

    sst
    sst 2006/05/29
  • Zopeジャンキー日記 :規格外の東大名誉教授、西村肇

    Rauru Blogの「確かに、まず日語ではあるが」に引用されていた、以下の言葉にピンとくるものがあった。 <したがって結論として言えば、私は単純に日語をロジカルにしようとする努力には疑問を感ずる。日語の目的はロジカルな対話とか議論による決着にあるのではなくもっと別のところにあるのだろう。それは比較的均質な人間集団がまとまって行動するために「雰囲気」を作るコトバとして発達したのであろう。上下関係と対面を気にし、しかも嫉妬心が強い社会の中で上下に自己実現をはかるためには欠かせない表現手段だと思う。それはそれで非常に大事なことではないか。ロジカルな表現で議論する必要があるなら、それに適したコトバでやるほうがよい。英語でやるほうがよい。日人同士でも。これからは、それができる教育が必要だと思う。そしてその影響が自然に日語にもおよんで来るというのが、実際的な解決だと思う>。 私も、日語は

  • 大藤幹 『世界の「最先端」事例に学ぶ CSSプロフェッショナル・スタイル』 - モジログ

    MYCOM BOOKS - 大藤幹 『世界の「最先端」事例に学ぶ CSSプロフェッショナル・スタイル』 http://book.mycom.co.jp/book/4-8399-1907-0/4-8399-1907-0.shtml 『Web Designing』誌に連載されている、大藤幹氏のCSS記事をまとめた。 これは早くになってほしいと以前から思っていたが、になってみれば、連載に加えて特集記事などのオマケもついて、予想以上に充実した素晴らしい内容になっている。 この連載(書)がいいのは、CSSの文法を教科書的に解説するのではなく、CSS界で名高いトップデザイナーが作ったサイトを題材に、そのCSSコードを実際に解析して、詳しく解説している点だ。 プログラミングでも、語学でもそうだが、文法を解説することが主眼の教科書は、「This is a pen」式の味気ない例文で学ばされることが

  • パーソナルネット - モジログ

    会社用に「イントラネット」があるのだから、 自分用に「パーソナルネット」があってもいいのではないだろうか。 Ajax以降、従来のデスクトップアプリをWebアプリで実現するという流れが強まっているが、 自分のデータをネット上に流すのは、セキュリティ的にも、パフォーマンス的にも、何か違うという気がする。 「自分のデータ」は、やはり自分の手元にあるのが自然だ。 パーソナルネットは、いわばパーソナルコンピュータの役割を、ネットワークにしたものだ。 ネット上でサービスとして公開されているWebアプリと同じものを、 自分のネットワーク上に、自分専用に置く。 ブログやWiki、ブックマークシステムなどのWebアプリを、すべて自分用として使うのだ。 その中のコンテンツから、公開したいものを選んで、公開用システムにもパブリッシングできるような感じ。 ワープロやブックマークなどがWebアプリ化する流れは、これ

    sst
    sst 2006/01/31
    Webアプリとデータの置き場所
  • ITが建築から学べるものは多い - モジログ

    arclamp.jp アークランプ: ITアーキテクトってなんだ? http://www.arclamp.jp/blog/archives/000765.html <僕が考えたアーキテクトの仕事とは「提案したシステムがいかなるもので、どのような形であるべきかをクライアントとプログラマに示す」ことであり、それに必要な言葉を定義することが最初の作業となるわけです。 特にコールハースの「定義された言葉こそがデザインを可能にしている」という言葉は深いです。 結局、クライアントにしてみれば「なにができる」「どんな感じ」といったイメージでしか語ることができません。そうしたものを<言葉>として定義していくことがアーキテクトの役割なのかもしれません>。 これはすばらしい一節。 「定義された言葉こそがデザインを可能にしている」って、いいフレーズだなあ。 最近のyusukeさんは建築を引き合いに出してITを語

  • 群集がいつも賢いとは限らない 「Wisdom of Crowds」の成立条件 - モジログ

    O'ReillyのエディターがDiggのCSSをパクったという疑いで、Diggで糾弾されるという事件が先ごろ起きた。 Digg - O'Reilly writer Steve Mallett has stolen digg's code http://digg.com/security/O_Reilly_writer_Steve_Mallett_has_stolen_digg_s_code これに対して、まもなくO'Reilly側から説明が出た。 O'Reilly Radar - Digging The Madness of Crowds http://radar.oreilly.com/archives/2006/01/digging_the_madness_of_crowds_1.html 実情は、直接パクったわけではなく、彼が使っていたツールの元を辿っていくと、DiggのCSSに行き

  • セス・ゴーディン 『2種類の書き方』 - モジログ

    セス・ゴーディンは、『パーミション・マーケティング』などの著書で知られるマーケター。 彼のも面白いが、ブログも実に面白い。 Seth's Blog http://sethgodin.typepad.com/seths_blog/ 彼のブログはいつも短く、タイトで、想像力を刺激される。 私のブログはいつも長くなりがちなので、彼のスタイルにあこがれている。 彼のカッコいいスタイルの秘密に迫る、見事なエントリがある。 Seth's Blog: Two kinds of writing http://sethgodin.typepad.com/seths_blog/2005/08/two_kinds_of_wr.html 私はこれを何回も読んだのだが、いつも忘れてしまう。 自分の心に刻むためにも、ざっと訳してみた(以下、上記エントリの大意)。 --- セス・ゴーディン 『2種類の書き方』 知らな

  • Zopeジャンキー日記 :なぜネットではディレクトリが敗れ、サーチとタグが勝利するのか

    「なまえとタイトル」の最後のほう、「対象が多すぎると、タイトル的な名前は機能しない」という項で、私は次のように書いた。 <「ファイル名はなくてもいいかもしれない」という話が出てくるのも、まさにこの状況だ。ファイルが多すぎて、どこにあるかわからなくなるような状況では、ファイル名の「説明」機能がそもそも果たせない。 そしてこれこそが、インターネットにおいてサーチやタグが浮上してきた理由なのだ。 これは重要なトピックなので、あらためて別エントリで書きたい>。 このエントリは、この話の続きだ。 ■インターネットという、「対象が多すぎる」世界 「対象が多すぎる」とは、この場合、「全部のタイトルをざっと眺める」ことすらできないくらい、対象が多い状況を指す。 インターネットが、この「対象が多すぎる」世界であることに疑問の余地はないだろう。 仮に、ネット上にある全ページのタイトルがどこかに列挙されていると

  • Firefox 1.5 リリース!SVGネイティブサポートの衝撃!! - モジログ

    CNET Japan - 「Firefox 1.5」の正式版がついに登場--セキュリティ機能などが向上 http://japan.cnet.com/news/media/story/0,2000047715,20091847,00.htm ITmedia - Firefox 1.5、正式リリース。日語版も http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0511/30/news017.html Firefox 1.5 リリース!ついに、SVGネイティブサポート!! Mozilla Corporation http://www.mozilla.com/ Firefox http://www.mozilla.com/firefox/ さっそくFirefox 1.5をダウンロード・インストールして、SVGを見てみよう! SVGサンプル集 http://www.cr

  • AJAXよりカンタン、AHAH (アハー) - モジログ

    秋元@サイボウズ研究所プログラマーBlog - Ajax は難しい? AHAH ならどうだ http://labs.cybozu.co.jp/blog/akky/archives/2005/11/ajax_ahah.html <AHAH は Asynchronous HTML and HTTP の略で、Ajax の Javascript と XML の部分を素の HTML に置き換えた、Ajax のかけそばみたいなものだ。 AHAH (アハー、と読むのだろうか)は、Ajax の簡略版と言える>。 ほほう、そんなものがあったとは。 Microformats - AHAH: Asychronous HTML and HTTP http://microformats.org/wiki/rest/ahah これだ。 なんだ、またMicroformatsの仕業か。 さすが、いつも単純化ばかり考えてい

  • ミュージシャンのポジションをマップで表現 「liveplasma」 - モジログ

    liveplasma http://www.liveplasma.com/ 音楽映画のサーチエンジン、「発見エンジン」らしい。Flashでできている。 アーティスト名で検索すると、その「ポジション」がマップで出てきて、傾向の近いものがわかる。 「stereolab」で検索してみた結果が以下。 まだベータのようで、わりとすぐAmazonに飛んでしまうようなナビゲーションになっているが、 これはソーシャルっぽくいろいろ展開できる可能性がありそうだ。 ネタ元 : TechCrunch - Mindmapping Movies and Music With LivePlasma http://www.techcrunch.com/2005/11/20/mindmapping-movies-and-music-with-liveplasma/

  • Jeremy AllaireのネットTV会社 「Brightcove」 - モジログ

    CNET News.com - Net TV start-up lands $16 million in funding http://news.com.com/2100-1026_3-5966130.html 元マクロメディアCTOとしても知られるJeremy Allaireが立ち上げた「Brightcove」というネットTVの新会社が、AOLなどから巨額の出資を受けるとのこと。 Brightcove http://www.brightcove.com/ Brightcoveのビジネスモデルは、プログラマに対してWebツールを提供し、Web上に散らばる動画を集約できるようにして、そこから収益を上げるのをサポートするという、というものらしい。 Brightcoveのサイトには、こう書いてある。 <We're creating an open Internet TV service that

  • 究極のWeb 2.0サイトか? 42nouns.com - モジログ

    「42nouns.com」というサイトが予告されている。 これこそ、究極のWeb 2.0サイトになるかもしれない。 Viva La Chipperfish - 42nouns.com is the Answer for Everything http://www.jrandolph.com/blog/?p=15 なぜ究極なのかというと、このサイトはドメインをとっただけで、何をやるか決めていないのだ(笑) そこで何をやったらいいか、意見を募集している。 条件は以下。 まず、以下のような技術を使うこと。 - YAML - AJAX - WiFi - RSS and Atom - Folksonomies (aka “tags”) - Tag clouds - Rollyo font - Screencasts - Podcasts - Built with the “Ruby… on Ice!

  • ジョン・ユデルによる 「スクリーンキャスト」 の紹介記事 - モジログ

    Jon Udell (ジョン・ユデル)が、「screencast (スクリーンキャスト)」の紹介記事を書いている。 O'Reilly: What Is Screencasting http://digitalmedia.oreilly.com/pub/a/oreilly/digitalmedia/2005/11/16/what-is-screencasting.html 「スクリーンキャスト」とは、PC上でのブラウザやソフトウェアの操作などを動画で記録したもののこと。 「ポッドキャスト」にインスパイアされて生まれた造語。 以下、その3ページにわたる充実した記事の冒頭部分を訳してみました。 --- スクリーンキャスティングとは何か ジョン・ユデル 11/16/2005 スクリーンキャスティング スクリーンキャストとは、ある種のデジタルムービーのことだ。そこでは、舞台の一部または全体がコンピュ

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    sst 2005/11/20
  • 「マルチプル経済」 についての大前研一氏の講演 - モジログ

    Safety Japan 2005 - 楽天・ライブドアなど日のネット企業は時代遅れ!~ネットワーク革新で21世紀をリードするための条件 http://nikkeibp.jp/sj2005/column/a/11/index.html 「日経コミュニケーション」20周年記念フォーラムでおこなわれた、大前研一氏による基調講演「企業を変えるネットワーク革新 ~21世紀をリードするための条件~」の採録だそうだ。 大前研一氏は、どの著書を読んでも基的に正しい方向性を感じさせる、私にとって「信頼できる」論者だ。この講演はとりわけ、最近の私の興味に近いテーマで、じつに面白い。 この中で大前氏は、「マルチプル経済」という概念を紹介し、これを軸に話を進めている。「マルチプル経済」とは、 <数式上の仮説に基づいて、株価収益率(PER)、ヘッジング、デリバティブなどのテクニックを使って資金を調達し、世界市

  • もしGoogleが有料だったら、月に500円払う? - モジログ

    Signal vs. Noise - Would you pay $5/month to use Google? http://37signals.com/svn/archives2/would_you_pay_5month_to_use_google.php もしGoogleが有料だったら、月に5ドル払う?という話。 これは面白い問題提起だと思う。 いつもGoogleを使っている人は、それがなかったらかなり困るだろう。 つまり、お金に換算すれば月に500円以上の「価値」を得ているはずだ。 しかし、Googleが有料化して月額500円になった場合、 それを払うかというと、必ずしも払うとは限らない。 よろこんで払う人もいるだろうし、しぶしぶ払う人、他の無料サービスに乗りかえる人など、いろいろだろう。 「値段」というものは、感情的なものだ。 それは完全に冷静な計算では割り切れない。

  • Google、東京研究センター設立へ / セマンティック検索とGoogleの「方向」 - モジログ

    ITmedia : Google、日語検索強化へ東京研究センターを設立へ http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0404/20/news025.html CNET Japan : 「より質の高い検索結果をめざす」:Google、東京研究開発センターの設置を発表 http://japan.cnet.com/news/media/story/0,2000047715,20065572,00.htm それにしても、GmailあたりからGoogleのニュースがやたら多くなってきたが、今度は「日」だ。 ITmediaの記事によると、 <これまでGoogleの日語検索エンジンは、英語用のエンジンをベースに米国社でローカライズしていた。東京研究開発センターでは、日語に特化した検索アルゴリズムなどを研究し、日語専用の新しい検索エンジンの開発を目指す> と