財政破綻した夕張市の観光施設を受託経営する夕張リゾートと、広告会社ビーコン・コミュニケーションズは7日、ピーアールキャラクター「夕張夫妻」を設定、観光誘致の起爆剤として再生に向けたプロジェクトを展開していく。夕張夫妻は、「夕張父さん(夕張倒産)」と「夕張まっ母さん(夕張真っ赤)」という2体1対の「自虐系キャラクター」で、「金はないけど愛はある」という座右の銘を持つ熟年夫婦、という設定だ。11月22日の「いい夫婦の日」にあわせ、JR石勝線の終着駅であるゆうばり駅を、夕張夫妻が「愛の始発駅」としてアピールし、熟年夫婦を集客できる観光資源として確立することを目指す。 また夫婦の日以降も、年間を通して夕張夫妻を活用した企画を考案中で、企画案を実現するために、夕張内外のNPOや企業などからの協賛を募る予定だ。