2006年に開業した「イケア船橋」。5階建ての大型駐車場もそなえ、家族連れなどでにぎわっている=20日、千葉県船橋市イケア日本法人のミカエル・パルムクイスト社長 【志村亮】スウェーデン発祥の家具販売世界大手「IKEA(イケア)」が日本での売り上げを伸ばしている。2012年8月期の売上高は前期比15%増となり、業界大手の大塚家具を上回った。現在全国で7店を展開中で、20年までに12店にまで増やす方針だ。 イケア日本法人のミカエル・パルムクイスト社長が千葉県船橋市の本社で20日会見し、12年8月期の日本国内の売上高が674億円だったと明らかにした。国内の売り上げ公表は初めて。大塚家具の売上高は545億円(12年12月期)。 イケアは06年に船橋市で1店目を開業。昨年4月には福岡県新宮町で7店目を出した。世界規模の調達力をいかした低価格路線が売りで、売り場面積が通常約4万平方メートルという