【田中圭一連載:ゼビウス編】ゲーム界に多大な影響をもたらした作品の創造者・遠藤雅伸は、友の死を契機に研究者となった。すべては、日本のゲームのために──【若ゲのいたり】 第13話のあらすじ 1980〜1990年代というゲーム業界の「青春期」に大奮闘したゲームクリエイターたちの、熱くて、若くて、いきすぎた思い出を田中圭一先生がたずねる『若ゲのいたり〜ゲームクリエイターの青春〜』。 第13回は、1983年にナムコ(現・バンダイナムコエンターテインメント)からリリースされた名作シューティングゲーム『ゼビウス』の生みの親でありゲームクリエイターのレジェンド・遠藤雅伸さんをゲストにお迎えしました。 『ゼビウス』は、これまで田中先生が取材した多くのゲームクリエイターに「出会わなければクリエイターになっていなかった」と言わしめた、ゲーム創作者の「三種の神器」のひとつ。今回は、「なぜ『ゼビウス』は特別なのか
※中国ゲーム市場は、「中国遊戯産業報告」(CGPA/IDC[2002-2006]、GPC/IDC[2007-2011]、GPC/IDC/CNG[2012-2017])をもとに作成。内訳は、パッケージ(PCゲームソフト、家庭用ゲームソフト)、オンライン(ブラウザゲーム、ソーシャルゲーム、家庭用オンラインゲーム)、モバイル(スマートフォン、タブレット向けに提供されているゲーム)の合計。 ※1元=16.5円で換算 『中国ゲーム産業史』 概要 書名:中国ゲーム産業史 テンセント・NetEaseなどの企業躍進の秘密 著者:中村彰憲(立命館大学映像学部 教授 ・学術博士、日本デジタルゲーム学会[DiGRAJapan]会長) 発行・監修:株式会社Gzブレイン マーケティングセクション 発売日:2018年7月19日 価格:書籍版…4,600円+税/PDF版(CD-ROM)…4,300円+税 <目次> 中国
こんにちは!「香港ガリ勉眼鏡っ娘ゲーマー」こと歐陽です。中国・香港・台湾を含む中華圏のゲームや映画、アニメなどの情報を発信し、社会事情を分析するコラム「中華娯楽週報」。第8回と先週の第9回は、いま流行りの「中国製日系ゲーム」から中華人民の自信の喪失と回復を詳しく検証した。10回目の節目を迎えた今回は、あるゲームCMの炎上をきっかけに、中国の女性ゲーマーと彼女たちの自己認識を分析する。 今年の春節(2月中旬)、中国で話題のモバイル向け乙女ゲーム『恋与制作人』(直訳:恋とプロデューサー)のインターネットCMが物議を醸した。その詳しい内容については後述するが、当事者からすると「乙女ゲームファンをバカにする」ようなものとなっている。絶大の人気を誇る『恋与制作人』だが、端末からアプリを削除してマイクロブログ新浪微博(ウェイボー)などのSNSで報告するユーザーが続出するなど、大きな騒ぎへと発展した。最
今年5月半ばから、スクウェア・エニックスがオンエアしている、同社のスマホアプリゲーム『星のドラゴンクエスト』(以下『星ドラ』)のCMシリーズをご存知だろうか? これは1986年に初代ドラゴンクエストが発売された5月27日を祝う「ギガ感謝祭」キャンペーンを告知するもの。期間中はゲーム内のアイテム交換ツールであるジェムが大量配布される。 今回のCMシリーズの最大の売りは、往年の香港のアクションスター、ジャッキー・チェンの登場だ。「レベル99の伝説の武闘家」ジャッキーは、ゲーム内の伝説の武器を手に、現在64歳とは思えないなめらかな演舞を披露。砕けたジェムが頭にあたってトホホな表情を見せたりと、往年の香港映画そのままのユニークな演技を見せた。 ジャッキーが「ギガ謝謝(シェイシェイ)」と決め台詞 だが、私が中国ライターとして気になるのは、ジャッキーがCMや広告ポスター中で用いている言葉だ。例えばシリ
PC用オンラインゲーム「League of Legends(LoL)」の日本リーグ「LJL」で、去る5月3日、一部で「最悪の日」とも評される、ある事件がありました。 その事件とは、日本チーム「Burning Core」で活躍していた韓国人プレイヤーの“Dara”選手(@LoLDara)が、前チーム「Rampage(2018年1月に“PENTAGRAM”へ改名)」から受けたハラスメントを理由に、LoLからの引退を表明したというもの。Dara選手はRapmageに在籍していた2年半の間に、3度にわたってチームをリーグ優勝へと導いた功労者。人気、実力ともに非常に高いプレイヤーの1人で、LoLプレイヤーからは親しみを込めて“Daraママ”とも呼ばれていました。 そのDara選手が引退するというのはかなり異常なこと。この件はDara選手が外国人だったこともあり、重大な“外国人ハラスメント”の疑いもあ
内戦が続くシリアから避難した体験を元にしたアドベンチャーゲーム,「Path Out」。作者はどのような思いを込めて,この作品を作ったのか ライター:徳岡正肇 ゲームは楽しくてナンボだが,すべての作品が,ただ「楽しい」だけで完結するわけではない。英単語を覚えるための教育用ソフトもあれば,難しい社会問題を理解する助けになる作品もあり,これらも「プレイして楽しい」のは同じだが,プレイヤーはそれ以外の知識や体験が得られる。 「Path Out」公式サイト オーストリアのCausa Creationsからリリースされている「Path Out」も,そういうゲームの1つだ。内容としては,「RPG Maker」(RPGツクール)で作られた,「物語を楽しむゲーム」となる。RPG Makerを使用した作品には,「魔女の家」や「To the Moon」など名作が多数あり,世界的にもファンが多い。 だが「Path
ホーム ニュース 仏教系縦スクSTG『摩尼遊戯TOKOYO』Steam版が3月26日に発売。魂を救い観音様にお参りする「ゲーム史上もっとも徳の高い」作品 スタジオ常世は3月3日、2Dシューティングゲーム『摩尼遊戯TOKOYO』を3月26日にSteamで発売すると発表した。価格は1000円。2018年内にはNewニンテンドー3DS版も発売する予定だという。同スタジオは、イラストレーター/アーティストのたかくらかずき氏が代表を務めるインディースタジオ。本作は、日本仏教の世界観にインスパイアされ、「ゲームの歴史上で最も徳の高いゲーム」を目指して開発が続けられている(関連記事)。 『摩尼遊戯TOKOYO』は縦スクロール・シューティングゲームで、縦に並んだ独特の2画面スタイルでプレイする。ゲーム性に関わる部分なのか、あるいは予算の問題なのかは分からないが、Newニンテンドー3DS版の画面仕様に合わせ
記事タイトル編集者と読者の距離が近いパソコンゲーム誌『ログイン』 公開日2018年02月19日 記事番号226 ライター 忍者増田 僕が初めて「パソコン」というものを知ったのは、中学1年の時だったと思います。パソコンなんて一般家庭にはほとんど普及していなかった時代ですが、それでもさまざまなパソコン誌が発売されていました。なかでも、僕を惹きつけて離さなかったパソコン誌が、アスキー(当時)刊行の『ログイン』でした。 1982年に『月刊アスキー』の別冊として発刊されたのが最初だなんてことは、だいぶん後になってから知りました。当初は季刊でしたが、1983年から月刊化し、ゲーム情報がメインとなりました。 誌名は英字で「LOG IN」と書き、「ログイン」と読みます。デザイン上の理由で、ロゴは「I」だけ小文字で「LOG iN」と表記されていました。今でこそIT用語の「ログイン」は誰でも知っているメジャー
1982年創刊の『マイコン BASIC マガジン』(電波新聞社/愛称“ベーマガ”)は、パソコンがマイコンと呼ばれていた時代、そして、まだゲーム専門誌のなかった時代に、少年たちの心の拠り所となっていたホビーパソコン&ゲーム情報誌だ。投稿プログラムの紹介に多くのページを割いた読者参加型の誌面構成と、アーケードや家庭用も含めたゲーム記事の充実ぶりが特徴で、最盛期には28万部を売り上げたが、2003年に惜しまれつつ休刊となった。 そんな、かつてのベーマガ読者を対象としたトークイベント“ALL ABOUT マイコン BASIC マガジン II”が、2018年1月14日、よみうりホール(東京)にて開催された。この日集結したかつての読者は約1100人。全席指定であったが、開場を待ちきれない読者が列を作り、会場は朝から熱気を帯びていた。 会場ロビーには、22年にわたって刊行されたベーマガの表紙や、PC-8
ビデオゲームの語り部たち 第1部:焼け跡に生まれ,スペースインベーダーとともに戦後のエンターテイメントを支えた「池袋ロサ会館」 ライター:黒川文雄 最初に,この連載を始めることになったきっかけを紹介したい。 2015年に遡るが,私の会社(ジェミニエンタテインメント)は,老舗の映画会社である日活と共同で「ATARI GAME OVER」(アタリ ゲームオーバー)という映像ソフトの販売権利を獲得し,日本語字幕版発売への準備に入った。 ATARI GAME OVERは,ATARIの創業から没落(いわゆるアタリショック)までを追った良質なドキュメントムービーである。しかし,同じものが海外の動画サイトで視聴できるということもあって,日本語版には独自の特典を用意したいと思い,ATARI創業者の1人で,現在もエンターテイメントやITの分野でアグレッシブに活躍するノーラン・ブッシュネル氏の独占インタビュー
リンク MoguraVR VRで美少女になり可愛いポーズをキメる『ハッピーおしゃれタイム』 | Mogura VR 美少女になって可愛い服を着て可愛いポーズをしてみるのはどんな気分になるでしょうか。そんな“VRなりきり”のできるコンテンツが展示されました。2017年10月27日から29日の3日間、お台場・日本科学未来館で開催中のデジタルコンテンツEXPO2017で展示されています。 このイベントでVRアトラクションの製作会社であるハシラス社も新作のアーバンコ―スターを展示する予定でしたが、急きょ変更になり『ハッピーおしゃれタイム』を展示することになりました。 衣装を選んでステージで音ゲー 『ハッピーおしゃれタイム』は、 3 users 9 佐倉紗織❄️Mirrors @Saori_Sakura #ハッピーおしゃれタイム を体験♡可愛い女の子になって可愛いお洋服に着替えてキラキラ胸キュンな楽
『青の騎士ベルゼルガ物語』は、「装甲騎兵ボトムズ」のサイドストーリーとして、1982年にホビー雑誌「デュアルマガジン」(発行・タカラ、発売・丸善、編集・伸童舎)で誕生。その後、はままさのり氏が書き下ろした小説が、ソノラマ文庫で初版が1985年と、新装版が1997年に発売されました。 そして今回、20年ぶりに『青の騎士ベルゼルガ物語』が復刊されたことを記念して、企画から『青の騎士ベルゼルガ物語』に関わり、小説版ではカバーイラストや挿画を描いた幡池裕行氏に、お話を伺うことができました。幡池氏のお話の相手は、新進気鋭の批評家・村上裕一氏。お二人には『青の騎士ベルゼルガ物語』の話題にとどまらず、ソーシャルゲームから、AI(人工知能)のことまで、縦横無尽に語っていただきました!まだまだ新しいことを貪欲に吸収し続ける幡池裕行氏と、それに鋭く突っ込む村上裕一氏の対談を、ぜひご覧ください!! ― 対談前か
「戦争は、時間と空間のジレンマである」現代ウォーゲームが発見した“真実”——ゲームはいかに戦争の「本質」を捉えてきたか【徳岡正肇氏インタビュー】 去る9月1日、パシフィコ横浜にて開催された、ゲーム開発者向けカンファレンス「CEDEC 2017」。取材に当たって筆者は、弊誌編集部からの指令を受けていた。 「4Gamer.netなどで活躍するライター、徳岡正肇氏にインタビューを依頼してほしい」 関西に住んでいた筆者は、この時点まで徳岡氏と会ったことは一度もない。だが、さっそく講演会場に入室すると、そこには怒濤の勢いでウォーゲームのマップデザインについて語る男がいた。 彼が指さして語るスライドに投影されていたのは、美しい3Dグラフィックでも、ピクセルアートでもない――三角形、四角形、六角形が正確に敷き詰められた、方眼紙のようなイメージだけ。彼はこのシンプルな図表を用い、マップデザインの真理につい
【赤野工作・ChinaJoy弾丸レポ】“パクリ大国”なんて言ってる場合じゃない! 独自のゲームも飛び出し世界戦略が着々と進む、日本人が知らない中国ゲーム産業のリアル 2115年を舞台に、そこまでの100年のあいだに発売されたさまざまなレトロゲーム(つまり我々から見た未来のゲーム)を、100年間の架空の未来の歴史とともにレビューする奇書、『The video game with no name』。 その作者である赤野工作氏(@KgPravda)と「ゲームキッズ」シリーズで著名な渡辺浩弐氏による、メタフィクションについての対談を過日電ファミにて掲載したところ、非常に多くの反響を得た。 【対談:「ゲームキッズ」渡辺浩弐×赤野工作】「そのゲームが面白くないなら、遊んでるヤツがつまらない」ゲームレビューの文学性とメタフィクションの可能性とは? 以来、赤野氏の動向を監視していた編集部だが、氏が中国・上
貴重なレゲー1万本と雑誌を収集するフランス没落貴族!?→自宅に凸して数奇な人生を聞いたら、ただのガチゲーマーだった件【NPOゲーム保存協会:探訪レポ】 ゲーム保存協会というNPOをご存知だろうか? 1970~80年代の古いデジタルゲームを文化財として保存することを目的に、ゲームソフトやハードを収集修復するだけでなく、雑誌書籍や周辺資料などの保存活動をしている団体だ。フロッピーディスクやカセットテープなど、ゲームソフトを都内の本部アーカイブ室だけで約1万2000本保有している。最近では日本ファルコムから、1980年代に社内で活躍したユーザーサポート用フロッピーディスクのストック一式を寄贈されたことでも話題になった。 日本ファルコム株式会社さまから、ゲーム保存協会に資料寄贈いただきました。大切な歴史をしっかり引き継ぎアーカイブ室で長期保存します。夏にはアーカイブ室一般公開もはじめる予定ですが、
近年、中国ではスマホを使ったQRコード決済が市井の屋台や菜っ葉売り市場まで普及し、シェア自転車など新たなサービスも生まれている。そうした新時代の中国的ITイノベーションの一大拠点となっているのが、広東省深セン市だ。 もっとも、いまをときめく深センは輝かしい繁栄の陰に広がる闇も深い。郊外の龍華新区にある景楽新村一帯(現地にある職業斡旋所の名を取って「三和」と呼ばれる)には、デジタル工場で働く短期労働者や流れ者の若者が集まるサイバー・スラム街があり、わずかなカネをインターネットゲーム(ネトゲ)やギャンブル・性風俗などの刹那的な娯楽に費やして明日なき日々を送っている。 故郷の親族とのつながりが断絶し、劣悪な環境の安宿やネットカフェに泊まり続けて自堕落な生活を送る彼らは、いつしか中国のネット上で「三和ゴッド」(三和大神)と呼ばれるようになった。私は彼らについて調べるうちに現場をどうしても見たくなり
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