ないものとされてきた存在を可視化する、 部落女性9人による実践と思想。 婦人水平社100年の姉妹たちの歴史、レイシズムとしての部落差別、識字文集、聞き取り、自立生活運動、フェミニスト・カウンセリング、部落解放運動、在日朝鮮人運動、障害者運動、反差別運動、むらの「食」の記憶、地域・コミュニティ…… それぞれの経験を交差させながら掘り起こされる、生きのびるためのフェミニズム。 編者まえがき 第1章 部落女性の「不可視化」とフェミニズム──レイシズムとしての無関心 /藤岡美恵子 第2章 祖母、母、わたしと婦人水平社の姉妹たち/宮前千雅子 第3章 私から、われわれ、そして私へとつながる物語/福岡ともみ 第4章 私が生きのびるための思想・生活・運動/石地かおる(聞き手:のぴこ+川﨑那恵) 第5章 私たちはここにいる/のぴこ 第6章 「食」の記憶に浮かびあがる部落女性たち──ある皮なめしのムラの聞き取