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2015年7月26日のブックマーク (8件)

  • 大衆の変遷 - 内田樹の研究室

    だいぶ前に吉隆明の著作の解説に付した文章だが、「岸信介と60年安保」について言及した箇所があり、それが7月15日のできごとに関連しているような気がしたので、 「大衆」の変遷 私自身は高校生のときから大学院生の頃まで吉隆明の忠実な読者だったが、その後、しだいに疎遠になり、埴谷雄高との「コム・デ・ギャルソン論争」を機に読まなくなった。その消息については別のところに書いたのでもう繰り返さない。たぶんその頃、吉がそれまで政治評論において切り札として使っていた「大衆」という言葉に不意にリアリティを感じられなくなってしまったからだろうと思う。それは吉のせいではない。彼がその代弁者を任じていた、貧しくはあるが生活者としての知恵と自己規律を備えていた「大衆」なるものが、バブル経済の予兆の中でしだいに変容し、ついには物欲と自己肥大で膨れあがった奇怪なマッスに変貌してしまったことに私自身がうんざりした

    stranger2ex
    stranger2ex 2015/07/26
    “「きみはきみたち自身と歴史的にたたかったことはない。これはいいかえれば、現実をかえるために、現実的にたたかったことはないということを意味している。」”
  • アルベール・カミュ著、窪田啓作訳『異邦人』 - 社会時評/書評

    最近<意味と強度>について書いているので(こことここ)、それをよく表現したアルベール・カミュ『異邦人』(1942)を読んだときの読書メモを載せておこうと思う。 以下メモから。 アルベール・カミュ著、窪田啓作訳『異邦人』(1942)新潮社 ★★★★★ 最近ニーチェを読んでいるので、ニーチェの影響が強そうなカミュ(1913−1960)を読んでみた。最初の一冊はやはり書だろうということで。自分が読んだのは新潮文庫版(改版)。読んだ感想はすばらしい出来。文庫100ページ強の短い中に凝縮されているのもよい。これだけ有名な作品なので今まで散々論じられているのだろう。言うまでもないが、自分の読み方ということで以下メモしておく。 まず小説の書き方として、冒頭の「きょう、ママンが死んだ」から始まる、主人公ムルソーの母親の葬儀の描写がすばらしい。太陽の強烈さなど。カミュの生まれ育ったアルジェリアの太陽。 次

    アルベール・カミュ著、窪田啓作訳『異邦人』 - 社会時評/書評
    stranger2ex
    stranger2ex 2015/07/26
    これはなしだな.
  • 名古屋がみそ消費金額「全国39位」というナゾ

    さらに名古屋を代表する人気のお店といえば、『山屋総家』。名古屋伝統の味、みそ煮込みうどんは濃すぎず、薄すぎず、まさに絶妙。観光客も、地元の人もみんな大好きな名古屋のキングオブグルメである。 居酒屋の店先でもみそグルメを発見した。おでんだ。名古屋では、おでんもみそ味なのだ。やはり名古屋グルメはみそづくしだった。もしかして、名古屋の家庭ではみそを使わないのだろうか。 名古屋のあるご家庭にお邪魔してみた。この日、テーブルに並んだ料理は、ナスとベーコンがタップリ入ったみそクリームのパスタや、みそで甘辛く仕上げたホイコウロウふう野菜のみそ炒め。もちろん赤出しのおみそ汁も、さらに豆腐にもみそをかけた田楽とあきれるほどのみそづくし。名古屋は、家庭でもかなりのみそをべている。 CMまで存在する「つけてみそかけてみそ」とは そもそも名古屋の人たちは、みその消費金額ランキングで下位ということを知っている

    名古屋がみそ消費金額「全国39位」というナゾ
  • ブラックジョークの方程式 勝者なき市場

  • ティム・バートン『ビッグフィッシュ』 - 社会時評/書評

    ティム・バートン『ビッグフィッシュ』(2003) アメリカ ★★★★★ 出演:ユアン・マクレガー、アルバート・フィニー、ジェシカ・ラング、ダニー・デビート、スティーブ・ブシェーミ、ヘレナ・ボナム・カーター ビッグ・フィッシュ コレクターズ・エディション [DVD] 出版社/メーカー: ソニー・ピクチャーズエンタテインメント発売日: 2011/01/26メディア: DVD購入: 1人 クリック: 14回この商品を含むブログ (12件) を見る 今まで『シザーハンズ』(1990)がベスト・ティム・バートン・ムービーだったが作はそれを上回るいい出来だった。以下感想を書くが、完全にネタバレなのでご注意を。あらすじはエントリ末尾にwikipediaから引用しておいた。 ●ティム・バートンの現実に対する違和感 私はティム・バートンの言いたいことはいつも同じだと思っている。それは「『おとぎ話なんて非

    ティム・バートン『ビッグフィッシュ』 - 社会時評/書評
    stranger2ex
    stranger2ex 2015/07/26
    “息子は父の生前は父が物語ることによって現実を茶化し現実から逃げているように考えていた.しかし、実はこの物語る行為こそが現実の無意味さと闘うことだと理解したのではないだろうか。”
  • 出川通『新事業とイノベーションにおける知財の活かし方』 - 社会時評/書評

    2011年に出版されたを紹介するシリーズの52冊目。前回に続いて今回も知財。経営学にMOT(management of technology)という分野がある。技術経営と訳される。この分野は主にイノベーションをテーマにしていることが多く知財(主に特許)とも関連が深い。書も技術経営+知財な一冊。 新事業とイノベーションにおける知財の活かした方 作者: 出川通出版社/メーカー: 発明協会発売日: 2011/09/16メディア: 単行購入: 1人 クリック: 9回この商品を含むブログを見る 出川通『新事業とイノベーションにおける知財の活かし方』(2011)発明協会 ★★★ 著者の出川氏は企業を定年退職した後、MOTを教えているコンサルタントのようだ。なので書も学問的ではなく実践的。書の範囲は(1)技術系(特許)かつ(2)新規事業立ち上げに限定されている。書の主張は簡単に言ってしまえば

    出川通『新事業とイノベーションにおける知財の活かし方』 - 社会時評/書評
    stranger2ex
    stranger2ex 2015/07/26
    特許を管理する部門を置いてもペイしない.“知財のマネジメントや人件費にかかる費用を賄うレベルの収益の達成は難しい”
  • アップル 設備投資に5900億円:水平分業か垂直統合か? - 社会時評/書評

    日経新聞より。 http://www.nikkei.com/tech/business/article/g=96958A9C93819499E3E5E2E0E08DE3E5E2E6E0E2E3E0E2E2E2E2E2E2;p=9694E3EAE3E0E0E2E2EBE0E4E2E2 数字が語るアップル「デザイン経営」のすごみ 設備投資に5900億円 2012/4/19 7:00 [・・・] ◇設備投資額 3320億円 工場を持たないファブレスメーカーという印象が強いアップルだが、その設備投資額は実はソニーの2049億円をはるかに上回る。2011年は3320億円を注ぎ込んだ。2012年はさらに増額して、5893億円もの設備投資を行う計画だ。 巨額の資金を活用し、同社は何千台という単位の大量の切削加工機やレーザー加工機を導入。これらを製造委託先の加工工場に貸し出すことで、1枚のアルミ板を削り出

    アップル 設備投資に5900億円:水平分業か垂直統合か? - 社会時評/書評
    stranger2ex
    stranger2ex 2015/07/26
    「生技」という仕事を外部委託すれば技術流出するという問題に対する答えは,知っている限り2つ.1)生産設備の内製化,2)生産設備の生産設備の自己資本化.他にももっとある.重要なのは,方法は一つでないこと.
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