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読み物とネタに関するstrastのブックマーク (5)

  • 近所の寿司屋のクーポンを記録し続けて3年が経った|岡田 悠

    寿司が好きだ。そもそも白米がうまいし、おまけに刺身は超うまい。それを重ねるなんて、個性が衝突しておかしくなりそうだ。でもメキメキうまいんだ。だから寿司はすごい。寿司 is King. 寿司を愛するから寿司屋にはしょっちゅう訪れるし、なんならこの記事も寿司屋で書いてる。 特に会社の近くに「魚がし日一」、通称「魚がし」というチェーン店があって、調子の良い時は昼と夜に行く。手頃な価格でうまい寿司がえて、少し雑多で気を使わない感じもいい。 魚がしには「LINEクーポン」が存在する。LINEで魚がしを友達登録すると、毎週火曜日にクーポンが送られてくるのだ。 クーポンは例えば「サーモン」のようにネタが一種類指定され、それを無料でべられる。ネタは毎週ランダムで、明日は何が送られてくるのかと、ワクワクしながら月曜の夜を過ごしたものだ。 ー 今思うと、ここで止まっておくべきだった。 ただ何も考えずに、

    近所の寿司屋のクーポンを記録し続けて3年が経った|岡田 悠
  • ペットボトルを机に置いてください。出来たらあなたは合格です。 - ペットボトルを机に置いてください。出来たらあなたは合格です。(グレブナー基底大好きbot) - カクヨム

    これから最終面接が始まる。 観葉植物が並んでいる小綺麗な廊下で、僕は呼ばれるのをじっと待っていた。膝の上に置く拳に汗がじわじわと滲む。ここまで来るのにどのくらいの手間と時間がかかったことか。 僕はスーツのポケットから小さな鏡を取り出し、ネクタイが曲がっていないか確認する。次にジャケットのボタンを見て、一番下がちゃんと外れていることを確認する。最後にポケットのフタを中へとしっかりしまう。ばっちりだ。 数学科の僕の就活は酷く難航していた。まず、アピールすべきポイントが見つからない。同じ理系でも化学や生物などの実験系の分野は「こういう研究をしました」「新しい事実を発見しました」などの自分の結果がある。しかし、数学科は往々にして研究結果を持たない。厳密には、3、4年大学に通ったくらいでは研究までたどり着けないのだ。 数学科では、ひたすら教科書や論文を読み、先人たちの知恵や知識を頭に蓄える。その作業

    ペットボトルを机に置いてください。出来たらあなたは合格です。 - ペットボトルを机に置いてください。出来たらあなたは合格です。(グレブナー基底大好きbot) - カクヨム
  • もしも桃太郎が精神論だらけだったら - ナナオクプリーズ

    昔々あるところに、おばあさんが「こうすればキレイになるんだ」と言いながら炎天下で水も飲まずに洗濯をしていると、川上からドンブラコ矯正ギブスを着けた桃が流れてきました。 これは貴重な桃だと思っておばあさんが家に持ち帰ると、山からうさぎ跳びをしながら帰ってきたおじいさんはこう言いました。 「おばあさん、ちょっとこの桃をナタで切っておくれ」 「そんな、私には切れませんよ、こんな大きな桃」 「違うんじゃよ。切れないという姿勢だから切れない。鼻血を出して倒れようが切れるまでやる。そうすればこれから先、もう二度と切れないなんてことは言えなくなる」 おばあさんが死にかけながら切った桃からは赤ん坊が生まれ、桃太郎と名付けられました。 桃太郎はすくすくと育ちましたが、おじいさんは「もっと育て! 明日までに10cm身長を伸ばせ! 努力だけが成功を呼ぶんだ!」と言い続け、かえって桃太郎の成長は伸び悩みました。

    もしも桃太郎が精神論だらけだったら - ナナオクプリーズ
  • AppleWatchを買うべき人と買ってはいけない人

    の皆さん、これは強い警告だ。注意して聞いて欲しい。 ついにAppleWatchの試着が開始される。そして販売も控えている。 このデバイスはとても危険だ。 林檎信者(以後、信者)と対林檎情強局(Counter-appleism Intelligence Agency、以後CAIA)とが日々情報戦を行っているが、ここで私が手に入れたリポートを基に、真実を明らかにしたいと思う。 当面は、強い信仰心を持つ信者と、潜入したCAIA職員のみが試着することになるだろう。 しかし、Appleの生産及び流通の強大な管理能力を考えると、一般人がデバイスを購入できてしまう可能性が非常に高い。 「何やってるの?」「ああ、政府の陰謀を明らかにする告発文を」「モルダー、あなた疲れてるのよ」 AppleWatchを買うべき人近親者の信者歴が長い場合、購入を薦めるべきだろう。 そうした場合、大抵既に引き返せないほどに

    AppleWatchを買うべき人と買ってはいけない人
  • 肉欲企画。: 四月、一日。

    今日はエイプリルフールだ。特にすることもなかった僕らは、いつものように僕の部屋に集まると適当にビールを飲み始めた。 今日はエイプリルフールだったので、退屈な僕らはひとつのゲームを思い付いた。嘘をつきながら喋る。そしてそれを皆で聞いて酒の肴にする。くだらないゲームだ。だけど、そのくだらなさが良かった。 トップバッターは僕で、この夏ナンパした女が妊娠して実は今、一児の父なんだ、という話をした。初めて知ったのだが、嘘をついてみろ、と言われた場合、人は100%の嘘をつくことはできない。僕の場合、夏にナンパはしてないけど当時の彼女は妊娠したし、一児の父ではないけれど、背中に水子は背負っている。 どいつがどんな嘘をついているかは、なかなか見抜けない。見抜けないからこそ、楽しい。 そうやって順繰りに嘘は進み、最後の奴にバトンが回った。 そいつは、ちびり、とビールを舐めると申し訳なさそうにこう言った。 「

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