同居の母親(86)に暴行したとして、愛知県警は13日、次男で名古屋市中村区の契約社員(60)を暴行容疑で逮捕し、発表した。母親は暴行を受けた後に死亡した。認知症とみられ、次男は「外出をやめさせようとしたが、言うことを聞かなかったため暴行した」と話しているという。 中村署によると、次男は12日午後3時半ごろ、自宅の玄関で母親の左下半身や頭を蹴ったり、平手打ちしたりした疑いがある。 けんかの声を聞いた通行人男性からの通報で署員が駆けつけたところ、玄関で倒れている母親を発見。約1時間半後に搬送先の病院で死亡が確認された。死亡と暴行の因果関係は不明といい、署は司法解剖をして詳しく調べる方針。 次男と母親は2人暮らし。母親は6月以降、行方不明になったり、保護されたりして、県警が計14回対応していたという。