朝鮮中央テレビの李春姬(リ・チュニ)アナウンサー(75)が引退することが分かった。朝鮮系のメディアが大々的に報じている。 おそらく日本で最も有名な北朝鮮アナウンサーだろう。 李春姫アナウンサーは1974年にデビューして以来、特に重要なニュースを担当し、独特の抑揚ある読み方が世界の人々に強い印象を与えた。しかし最近では出番が少なくなったり、眼鏡をかけて終始うつむきがちだったりと異変が起きているとも囁かれていた。 75歳ということでもう引退してもいい年齢だろう。リ・チュニのニックネームは「ピンクレディー」。いつもピンクのチマチョゴリを着ていることからこのあだ名がついた。 ここ最近、北朝鮮はメディアの刷新を図っており、アナウンサーに若い女性を使う方針があるとみられる。最新の機材を揃え、先進国のメディアを模倣してイメージアップに努めていることが窺えた。 参考:北朝鮮の国営放送が大幅にイメージ刷新。