区切りとなる11巻。これが作者にも少年漫画にとってもマイルストーンたる1冊となった。100話を迎えたというのももちろんあるけどそれよりもこの巻で少年漫画の代表作のひとつに躍り出たといっていい充実の内容だったからだ。肝は前半のオールマイトの対決ではなくその後にある。通常の学園マンガではありえないくらい感動的な「家庭訪問」、通常の学園マンガくらい楽しい部屋のコーディネイト対決。これらが同居している奇跡。何度読んでも泣けてる。 ・本作で1番スゴイと思った画像がコレです。 ・作品を知らない方にざっくり話を説明しますと、タイトルの通り、超人育成学校の話です。ケロケロいう女の子が意を決してみんなにカミングアウトしたところです。 ・みんなが彼女を呼びかけます。それをドローンみたいな鳥瞰のカメラで撮っているのですが誰がどのセリフをいってるのか一目瞭然だし、それにそれぞれの性格やキャラがきっちり表れています