引退する寝台特急「北陸」(右)と急行「能登」=JR西日本提供昨年3月に廃止された寝台特急「富士・はやぶさ」の最終列車出発の際には東京駅に約3千人のファンが詰めかけた500系新幹線の東海道区間ラストランでは東京駅だけで約1500人が詰めかけた。転倒したり柵(さく)から身を乗り出したりする人もいた=2月28日、東京駅 半世紀以上にわたって東京・上野と金沢を結んできた寝台特急「北陸」と急行「能登」が、12日夜発の列車で運転を終える。「撮(と)り鉄」と呼ばれる撮影目的の鉄道ファンの一部によるトラブルが相次いでいることから、JR側は「厳戒態勢」で臨む。 最終列車は上野、金沢両駅を12日深夜に発車し、翌13日早朝に到着。上野駅には先月下旬から平日約200人、土日約300人のファンが詰めかけ、「最後の雄姿」をカメラに収めている。JR東では、出発の際に上野駅だけでホームに約40人の駅員や警備員らを配置