サウジアラビアは石油輸出国機構(OPEC)とロシアなど非加盟国に対し、石油市場の安定のため緊急の会合を開くことを要請した。米トランプ大統領は、サウジとロシアが近く日量1000万~1500万バレルの減産で合意するとの見通しを示した。この動きを好感して原油相場は大幅に上昇したが、市場には実効性を疑問視する声も多い。米原油先物は一時1バレル20ドルを下回り、2002年以来18年ぶりの安値を記録してい
【ドバイ=岐部秀光】世界最大の石油輸出国であるサウジアラビアは2日、石油輸出国機構(OPEC)とロシアなど非加盟の主要産油国で構成する「OPECプラス」とその他の国に対し、石油市場の安定のため、緊急の会合を開くことを要請した。3月6日にOPECプラスによる減産協調の強化をめぐる会合が決裂し、サウジはそれまでの価格下支えからシェア重視の戦略に転換したが、これを1カ月で撤回する可能性もある。サウジ
日本時間30日朝のニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)で、指標油種であるWTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)原油先物が再び節目の1バレル20ドルを下回った。期近物の20ドル台割れは20日以来。取引の中心である5月物は一時、19.92ドルまで売られた。27日
環境省は、絶滅のおそれがある野生生物をまとめた「レッドリスト」を見直し、新たに40種を「絶滅危惧種」に分類しました。 また、沖縄県八重山諸島の水田や池にいる昆虫「タイワンタイコウチ」は、気候変動によるとみられる干ばつが増えるなどして個体数が減り、与那国島などでは2016年以降、生息が確認できていないとして、絶滅の危険性が最も高い種に分類されました。 このほか、高知県土佐清水市にだけ生息する両生類の「トサシミズサンショウウオ」や、東北から九州にかけて広く分布していた「マメタニシ」も、水の汚れによって急激に個体数が減っているとして、絶滅の危険性が最も高い種に加えられました。 環境省は「絶滅危惧種を取り巻く状況を知ってもらい、野生生物や生態系を守ることの大切さを考えてもらいたい」と話しています。
経済産業省は27日、レジ袋削減に向けた実証実験の結果をまとめた。行動経済学に基づき、レジ袋が必要な顧客はカードを提示するようにしたところ、辞退率が70%超と実施前から大幅に上昇した。7月から義務になるレジ袋の有料化と合わせて、プラスチックごみの削減につなげる有力な手法になる可能性がある。実験は経産省や財務省の敷地内にあるコンビニエンスストアで1月下旬から3週間実施した。経産省ではレジ袋が必要な
サウジアラビアの大増産をきっかけに、原油市場は歯止めなき増産競争に突入した。米国、ロシア、サウジの3強による、原油市場の覇権を賭けた我慢比べに、他の産油国からも悲鳴が上がる。破綻の予兆は随所に潜む。出口の見えない安値に音を上げるのは誰か。国際エネルギー機関(IEA)によれば、新型コロナウイルスの感染拡大による経済の減速懸念により、2020年1~3月期の石油需要は前年同期比で日量250万バレル減
【ニューヨーク=中山修志】サウジアラビアによる石油の大幅増産と価格競争で、米国のシェールオイル開発企業が苦境に立たされている。原油価格が18年ぶりの安値となり、シェール勢の新規事業が相次ぎ停止している。資金繰りが悪化している企業もあり、金融市場への影響を懸念する声もある。エネルギー産業はトランプ米政権の支持基盤で、米政権は中東産油国などと、減産を含めた協調を模索し始めた。米石油サービス会社幹部
世界の原油市場が過去30年超で最大の供給過剰に陥りそうだ。石油輸出国機構(OPEC)とロシアなど主要産油国の減産協議が決裂し、今後サウジアラビアなど産油国が増産に踏み切る見通し。需要は新型コロナウイルスの感染拡大で世界的に冷え込んでおり、4~6月は世界需要の約5%分の余剰が発生する見込みだ。20日に一時1バレル20ドルを割り込んだ原油価格は低迷が長引きそうだ。供給過剰に伴う原油安の影響は中東産
原油価格の下落が止まらない。国際指標のニューヨーク先物は20日、期近4月物の終値が1バレル22.43ドルと前日比11%下落。取引時間中には一時19.46ドルを付け、2002年2月以来18年ぶりに20ドルを割り込んだ。週間下落率は29.3%に達し、湾岸戦争が始まった1991年1月以来、ほぼ29年ぶりの大きさを記録した。新型コロナウイルスの感染拡大が続く米国の大都市圏で移動制限の動きが広がり、自動
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