SCSKは、年収3000万円を提示できる高度IT人材の募集を始める。既存の枠組みを超える優れた人材を「ADV職掌」として定義し、2020年度中に社内外の数人が対象となる見込み。新たな人事制度の導入により、人工知能(AI)やビッグデータ(大量データ)分析などデジタル変革(DX)に不可欠な人材の確保につなげる。 ADV職掌に提示する年収は3000万程度を目安とするが、人材によってはそれ以上の報酬も検討する。現段階で対象者は決まっておらず、今後、IT技術者を中心に社内外へ公募する。応募には特定の資格や技術を有する必要はなく、社内や業界全体への影響力と、高い技術力を持ち合わせた人物であるかが判断基準となる。 ADV職掌は今月導入した人事制度の一環。入社1―4年目の社員は「総合職掌」として、さまざまな能力の育成に特化したプログラムに取り組む。入社5年目以降は「基幹職掌」となるが、経営・マネジメントを