インターネット広告推進協議会(JIAA)は3月27日、インターネット上で配信されるCMについての概念をまとめ、定義づけを行ったと発表した。コンテンツ権利者の混乱や誤解を解消し、市場形成の基礎とするのが主な目的。 同協会の独自調査によると、「インターネットCM」の市場規模は、2004年に約1億円程度だったが、2005年には約5倍に拡大した。2006年は広告付き無料動画配信サービスの新規参入という要素も加わり、2005年の6倍程度に規模が拡大すると予測している。 これまで、「インターネットCM」の市場規模を測定するための指標はなかった。電通は毎年、「日本の広告費」としてその年の国内広告市場の状況を数値化して発表しているが、「インターネットCM」としてのカテゴリで市場規模の算出はしてこなかった。JIAAが提示する数字はJIAA会員社(正会員127社、賛助会員15社)の広告媒体費からの推計だが、「