梅田さんから「シリコンバレー精神」の献本をいただきました(ありがとうございます)。 それで、このエントリは書評ではなくて、ここからインスパイアーされた話。 結論から先に言えば、「EXITの前後でストレージ・エンジンに関わる技術に注目すると、その会社の実態に迫りやすい」という仮説。 EXITとは、ものすごくおおざっぱに言えば、会社を上場すること。 つまり、創業者の私物であったベンチャー企業が社会の公器になること。社会がその会社と契約を交わすこと。「これこれのことを責任持ってやってくれるなら、それなりの金を渡すよ」 その契約の代理人となるのが、日本では株式市場しかない。それに対しシリコンバレーでは、もちろん市場も機動的だけどそれ以外にも、大企業による買収とか、すでに公開している企業との合併とかいろいろな代理人がいる。 多くの場合創業者は会社に残るのだろうが、その役割の中に完全に変化する部分があ