タグ

科学と日本に関するsynapse_booksのブックマーク (3)

  • 『新日本人の起源』 崎谷満 (勉誠社) - 書評空間::紀伊國屋書店 KINOKUNIYA::BOOKLOG

    →紀伊國屋書店で購入 著者の崎谷氏はもとはウィルス学が専門ということだが、日人の成り立ちをさぐるために、分子遺伝学、人類学、言語学までを射程におさめ、京都大学の伝統である学際的なとりくみをおこなっている研究者である。書も第一章はDNA、第二章は文化、第三章は言語とアプローチを変えている。 崎谷氏は2003年の『日列島の人類学的多様性』以来、日人の起源論を精力的に発表し、2008年には一般向けの『DNAでたどる日人10万年の旅』(以下、『10万年の旅』)を上梓したが、同書執筆中にY染色体の研究が急速に進んだために、あらためて書『新日人の起源』を書いたということである。 『10万年の旅』は現在絶版になっているが、『新日人の起源』には『10万年の旅』にないような画期的な発見が盛りこまれているのだろうか? 素人目には大筋は変わっていないように思えたが、専門家が見れば違うのかもしれな

    『新日本人の起源』 崎谷満 (勉誠社) - 書評空間::紀伊國屋書店 KINOKUNIYA::BOOKLOG
    synapse_books
    synapse_books 2010/05/12
    『新日本人の起源』
  • 『Y染色体からみた日本人』 中堀豊 (岩波科学ライブラリー) - 書評空間::紀伊國屋書店 KINOKUNIYA::BOOKLOG

    →紀伊國屋書店で購入 ミトコンドリアDNAが母系で受け継がれるのに対し、Y染色体は父系で受け継がれる。ミトコンドリアDNA解析は過去10万年の人類の移動を明らかにしたが、正確には女性の移動なので、ヨーロッパ人のアメリカ大陸侵略のような男性主体の移動は検知することができない。男性の移動を明らかにするにはY染色体の解析が必要である。 書は2005年発行とやや古いが、Y染色体の研究者による日人の起源論である(2009年時点の研究は崎谷満氏の『新日人の起源』を参照のこと)。 Y染色体による民族のルーツ探しのとしてはブライアン・サイクスが『イブの七人の娘』の姉妹編として書いた『アダムの呪い』があるが、読みすすむにつれになった。 女性は妊娠によってしかDNAを残せないのに対し、男はその場限りのセックスで子孫を残せるので、Y染色体はミトコンドリアDNAよりも寡占が起きやすい。ミトコンドリアDN

    『Y染色体からみた日本人』 中堀豊 (岩波科学ライブラリー) - 書評空間::紀伊國屋書店 KINOKUNIYA::BOOKLOG
    synapse_books
    synapse_books 2010/05/12
    ;『Y染色体からみた日本人』『新日本人の起源』『イブの七人の娘』『アダムの呪い』
  • 『日本人になった祖先たち』 篠田謙一 (NHKブックス) - 書評空間::紀伊國屋書店 KINOKUNIYA::BOOKLOG

    →紀伊國屋書店で購入 母系で伝えられるミトコンドリアDNAで日人の成り立ちをさぐろうというである。 この分野ではブライアン・サイクスの『イブの七人の娘』というベストセラーがあるが名著があるが、ヨーロッパ人に多い七つの変異型(ハプロタイプ)しかとりあげておらず、日人を含む東アジアに多いハプロタイプは付録で言及されるだけだった。英国の人類学者が英国の読者のために書いただから当たり前といえば当たり前だが。 書は日の人類学者による日人のミトコンドリア・ハプロタイプを考察したで、十章にわかれる。第一章から第四章まではミトコンドリアDNAと人類遺伝学の解説だが、自信のなさそうな書き方でおもしろくない。オッペンハイマーの『人類の足跡10万年全史』あたりを読んだ方がいい。 第五章は日人に見られる12のハプロタイプの紹介で、それぞれの分布からそのハプロタイプが生まれたと推定される地域と年代

    『日本人になった祖先たち』 篠田謙一 (NHKブックス) - 書評空間::紀伊國屋書店 KINOKUNIYA::BOOKLOG
    synapse_books
    synapse_books 2010/05/12
    『日本人になった祖先たち』
  • 1