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2010年1月14日のブックマーク (2件)

  • 『ドット・コム・ラヴァーズ』吉原真里(中央公論新社) - 書評空間::紀伊國屋書店 KINOKUNIYA::BOOKLOG

    →紀伊國屋書店で購入 「客観的記述から浮き彫りになるアメリカの男と女」 なんとも不思議なの登場である。「ネットで出会うアメリカの女と男」というサブタイトルは、ある程度内容を伝えてはいるものの、書を読んで感じとったものはもっと多様で豊かだ。著者はアメリカ文化研究を専門とするハワイ大学の教授である。そのようなアカデミックな立場にいる者が、こういう書き方をすることはかつてなかったのではないか。サブタイトルのもつ客観的な響きからあふれ出るものに、書の魅力と特徴がある。 著者は勤務先のハワイ大学から一年間のサバティカル(学校業務から解放されて個人的な研究に従事する期間)をとってニューヨークに滞在中、インターネットでデート相手を探すサイトに登録し、さまざまなアメリカ男とデートする。ハワイにもどってもそれをつづけて、その体験を書に著した。肝心なのは、を書くためにオンライン・デーティングをしたの

    『ドット・コム・ラヴァーズ』吉原真里(中央公論新社) - 書評空間::紀伊國屋書店 KINOKUNIYA::BOOKLOG
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    synapse_books 2010/01/14
    『ドット・コム・ラヴァーズ』
  • 『できそこないの男たち』福岡伸一(光文社新書) - 書評空間::紀伊國屋書店 KINOKUNIYA::BOOKLOG

    →紀伊國屋書店で購入 「生命科学の知見を「物語る」」 『できそこないの男たち』というタイトルから、いまどきの覇気のない男たちにゲキを飛ばすような内容を想像するかもしれない。が、そうではない。生まれ出ずる以前から、いかに男たちが「できそこない」であるか、男女の性別決定について解いた生命科学のである。 著者は『生物と無生物のあいだ』で一躍注目を浴びた分子生物学者の福岡伸一氏。遺伝子の謎めいた世界を、シロウトの読者にもよくわかるように、的確な比喩をもちいて語るさまに引き込まれる。そう、この著者の書くものは、科学者の手になる従来の教養書や啓蒙書とは大きく異なっている。なにがちがうのか。「語る」姿勢が徹底している。解説するのでもなければ、論するのでもなく、科学の知見を「物語る」ことに意識的である点が、とても新鮮だ。 たとえば、ミクロトームという細胞の切片を切り出す機器の使い方について、何ページも割

    『できそこないの男たち』福岡伸一(光文社新書) - 書評空間::紀伊國屋書店 KINOKUNIYA::BOOKLOG
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    synapse_books 2010/01/14
    『ECDIARY』