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2012年9月5日のブックマーク (4件)

  • 「世にも奇妙な人体実験の歴史」書評 悲惨でも、人類の幸福のために|好書好日

    梅毒の正体を知るために患者の膿を自分に塗布した医師、サナダムシを飲まされた死刑囚、爆発に身をさらし続けた博士…。常識を覆すマッドな人体実験を紹介する。【「TRC MARC… 世にも奇妙な人体実験の歴史 [著]トレヴァー・ノートン [訳]赤根洋子 ピロリ菌、という名称を私たちが耳にしたのは、そんなに昔のことではない。十二指腸や胃の潰瘍(かいよう)の元凶とされる細菌である。酸性の強い胃の中で生きられるはずがない、と言われていた。潰瘍の原因はストレスや喫煙や誤った生活や酒だとされてきた。 オーストラリアのバリー・マーシャルとロビン・ウォレンは共同で研究し、ピロリ菌を発見、これが潰瘍に関与しているのでは、と疑った。マーシャルは自らピロリ菌を飲んで確かめた。案の定だった。ピロリ菌を除去すれば快癒することを証明したが、一般の病院で治療が行われるようになったのは、マーシャルの実験から十三年後である。彼

    「世にも奇妙な人体実験の歴史」書評 悲惨でも、人類の幸福のために|好書好日
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    synapse_books 2012/09/05
    「世にも奇妙な人体実験の歴史」
  • 「新しい刑務所のかたち」書評 民間の創意で「塀の中」変革|好書好日

    新しい刑務所のかたち 未来を切り拓くPFI刑務所の挑戦 (ShoPro Books) 著者:西田 博 出版社:小学館集英社プロダクション ジャンル:法学・法律 今までにない民営刑務所構想に法務省はどう動いたのか。官民協働で運営する「PFI刑務所」の制度設計から施設の整備、竣工、受刑者の収容開始までの実情などをわかりやすく解説し、… 新しい刑務所のかたち 未来を切り拓くPFI刑務所の挑戦 [著]西田博 十年以上前、書のテーマとなる、公共施設の整備運営を民間に任せるプライベート・ファイナンス・イニシアチブ(PFI)制度の海外事例を調べたことがある。単なる民間事業委託ではない。事業の自由度を高め、民間の創意工夫の活用で、低コスト高サービスの提供がPFIの真骨頂だ。前例主義や形式主義、事なかれ主義のお役所がそうした自由度を容認するかが課題の一つとなる。 そんな自由度の最もなさそうな刑務所で、この

    「新しい刑務所のかたち」書評 民間の創意で「塀の中」変革|好書好日
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    synapse_books 2012/09/05
    「新しい刑務所のかたち 未来を切り拓くPFI刑務所の挑戦」
  • 「カーボン・アスリート 美しい義足に描く夢」書評 健常者と同じ土俵で競う|好書好日

    陸上競技・高桑早生、自転車競技・藤田征樹…。義足アスリートたちがより美しく躍動するために、日を代表するプロダクトデザイナーが、学生たちとともに競技用義足のデザイン開発に… カーボン・アスリート 美しい義足に描く夢 [著]山中俊治 ロンドン・オリンピックの陸上男子四百メートルに、初の義足アスリートが登場し話題になった。スキー板に似た、カーボン繊維製の義足は加速装置か否か。スポーツ仲裁裁判所は、証明不備の現段階では健常者の走る国際大会への参加を認めた。切断者が(書で知ったのだが、これ医学用語という)、健常者と同じ土俵でタイムを競う。画期的な事である。 改札機のカード読み取り部分に携わった製品デザイナーの著者は、人とモノとの密接な関わりの、スポーツ用義足の開発に情熱を注ぐ。障害者のスポーツ大会は客が少ない。デザインによって衆目を集め、かつ選手を奮起させられないものか。機能と、見た目の美。走行

    「カーボン・アスリート 美しい義足に描く夢」書評 健常者と同じ土俵で競う|好書好日
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    synapse_books 2012/09/05
    「カーボン・アスリート 美しい義足に描く夢」
  • コラム別に読む : 途中下車―パニック障害になって。息子との旅と、再生の記録[著]北村森 - 江田晃一 | BOOK.asahi.com:朝日新聞社の書評サイト

    著者は月刊誌「日経トレンディ」の元編集長。30代で編集長に抜擢されて、部数を拡大。テレビ出演や講演もこなし、順風満帆だったが、ある日、突然、パニック障害に襲われ、地下鉄に乗れなくなる。会社員を続けられないと判断して退社、一人息子と全国各地に旅に出る。親子の絆を取り戻し、自らの再生も目指すが、思い通りにはいかない。多忙で家に寄り付かなかったため、子どもは懐かない。携帯電話は鳴らなくなり、無職の現実に直面する。将来への不安が募る。それでも著者は貯金を切り崩し、旅に出る。退社という自らの決断を肯定するには他に選択肢はないのだ。の支えもあり、旅を重ねる内に息子との距離も縮まり、病状も快方に向かう。 息子と訪れた先のホテルのスタッフが著者に教える「ひと踏み10年」という言葉が印象的だ。「高山植物は1度ダメージを受けると10年は元に戻らない」。仕事一筋の人生から途中下車したことで、家族を「ひと踏み」

    コラム別に読む : 途中下車―パニック障害になって。息子との旅と、再生の記録[著]北村森 - 江田晃一 | BOOK.asahi.com:朝日新聞社の書評サイト
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    synapse_books 2012/09/05
    「途中下車―パニック障害になって。息子との旅と、再生の記録」