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ブックマーク / kmiura.hateblo.jp (63)

  • 2007-05-19

    うちの街のオーケストラのヴァイオリン弾きの人に糠を床わけしたら、来週の演奏会に招待してくれた。でもクラッシックって柄じゃないんだよなあ。うーむ。 教育法が改定されたのを受けて、下位法がじわじわと制定されつつある。 教育関連3法案、衆院通過 午後の会議で 可決されたのは、文部科学相に教育委員会への指示・是正要求権を与える「地方教育行政法改正案」▽副校長や主幹教諭を新設する「学校教育法改正案」▽教員免許に更新制を導入する「教員免許法改正案」の3法案。 教員免許を更新制にするというのは、教員に対するコントロールを強めて教員のクオリティをあげようという工場の管理のような発想なのだけど、このことはそもそも教員になる人間が減少しているのに、それに輪をかけるような圧力をかけてどうするんだね、というのは前に書いたのだが(『現場の枯渇』、『教員免許の国家試験化 』)、更に志望者の質を下げることになるだ

    2007-05-19
    synonymous
    synonymous 2007/05/19
    あんまり賢い人に教員になってほしくないんじゃないでしょうか。
  • kom’s log - ■瑣末ながら気になること

    午前中のセミナーがおもしろかった。神経系の形成の話と行動。Prepulse Inhibitionなる実験のことをはじめて知った。事前にスピーカーで音を聞かせておくと、他の種類の刺激でも驚動反応に遅れがでるんだとか。ベースラインが変わるのかな。あとはグラフ書きな一日。 従軍慰安婦に関して日の公式見解とされているのが1993年の”河野談話”なのだけど、これに対応する、英米メディアで使われる訳語が"Kono Statement"。でもステートメントって”定義”というニュアンスが私にはあって、どうしても”談話”とは訳せない。国内向けには談話でやわらかくして、国外向けにはStatementでハードにという当時の官僚が案出したダブルスタンダードなのだろうな、とは思う。でもその温度差の大きさ、かつては通ったのだろうけど、それが実際に国内と国外の認識の違いに反映されてもいるように思い、なおかつそのことが

    kom’s log - ■瑣末ながら気になること
    synonymous
    synonymous 2007/05/16
    『国内向け、国外向けという使い分けのメリットが情報流通の度合いの変化でデメリットにしかならなくなっている、ということなのだろう』そういう苛立ちを抱えている政治家は多いように思う。
  • ”話が通じない”こと - kom’s log

    片方から片方を眺めたときにある解釈を”曲解”だの”誤読”、より端的には”アホ”と判断することがある。たとえば最近目にしたのは某産経新聞記者のコメント欄の炎上ぶりとか。まったくかみ合わない。これを高みから眺めて「すべては相対的な判断でしかない」とほぼ隠居というか仙人な態度もこれまたよくみかける話。一方で、この奈落のようなかみ合わなさ、ギャップを認知という状態*1をもちこんで考えてみるといいんじゃないかという話をApemanさんがずいぶん前に書いていて、おもしろいな、と思った(synonymousさん経由)。ギャップを架橋する対話工学的な手段がデザインできるかもしれないし。 レイコフ、『比喩によるモラルと政治』のためのイントロダクション 認知科学の倫理的含意――概説とケーススタディ でもこうしたメチエとはまた別の話になるが、認知の形成という器質的な過程が不可逆だったら、認知の差であると明らかに

    ”話が通じない”こと - kom’s log
    synonymous
    synonymous 2007/05/11
    レイコフ。
  • 2007-04-25

    同い年のすごいグラスゴー訛りのPIがいる。いろいろ喋っていて、なんかそろそろ我々がいろいろ面倒なことをやらなきゃいけないんだなあ、なんて話しに。 スイスとポルトガルから講演とブレインストーミングの招待状が来た。両方とも6月。良い季節。どっかイタリアからも来ないかなあ。 マールブルクにポジションをゲットドイツ人の友人引越しを週末に手伝うことに。友達がどんどん引っ越してしまうのはさびしいけれど、あちらこちらに友達がいるというのもまたよいものだ。マールブルクまでトラックということになるのだが、そういえばマールブルクってあの有名なウィルスじゃなかったけ。 物理学者をやめて目下芸術学校を受験中のフランス人Fがほっぽり出していった共著の論文(つーか彼がファースト・オウサーなのである)突貫中。今週中にどっかの雑誌に放り込みたい。一緒に開発した表層処理の工学的な内容なので、どこに投稿したらいいのか検討が

    2007-04-25
    synonymous
    synonymous 2007/04/25
    『繰り返される抑圧と劣等感自体がたとえば今回の「狭義の強制否定」にみられるような内向きの自慰史観を駆動し再生産させている』
  • 2007-04-15

    結局朝の6時半まで仕事。 青梗菜を漬けてみたら、これがけっこう雅やかな味である。糠に塩、昆布、煎茶を加入。 永井和さんの『日軍の慰安所政策について』の「おわりに」を読んだときに、この部分だけ妙にあらっぽいな、と思った部分があった。 国家と性の関係は現実に大きく転換したが、売春=性的労働を「公序良俗」に反する行為、道徳的に「恥ずべき行為」であるとする意識、さらに慰安婦を「醜業婦」と見なす意識はそのまま保持され続け、そこに生じた乖離が上記のような隠蔽政策を生み出すにいたった。慰安婦は軍・国家から性的「奉仕」を要求されると同時に、その関係を軍・国家によってたえず否認され続ける女性達であった。このこと自体が、すでに象徴的な意味においてレイプといってよいだろう。 最後のところでいきなりレイプか、間の説明が不足している、と思っていたんだけど(前にもそれを”無理な部分がある”と私は書いた)、その説明が

    2007-04-15
    synonymous
    synonymous 2007/04/15
    よくまとまっている。
  • kom’s log - ■ 有名人のセミナー

    昨年末下北沢で飲んだとき同席の若者4人に、まだ観光客がおしよせていなかったころの屋久島の浜辺で、寺山修司の「青春歌集」を読んで海にばらばらにして捨てた学生のときの話をした。そんなチージーなことする気になっちゃうぐらいスゴイいい歌集だ、ってなことをいっているうちに、ぜひよみたいよみたい、というので買ってやるから読め、とプレゼントすることになっていたのだった。突然昨夜思い出して、4人に贈った。 マーク・キルシュナーっていったら細胞生物方面では有名な人なんだが、その人がセミナーに来たんで見に行った。大学のほうにあたらしくインターディシプリンな研究所ができたので、そこのこけらおとし(っていうのか)。大学の方の権力のある教授とかが前座でさんざん「最高の数学、物理、化学、生物の学者をあつめた研究所さえあれば複雑系もこわくない、システムス生物学万歳」ってなきわめて空疎で意味のない言葉をならべたあとで、キ

    kom’s log - ■ 有名人のセミナー
    synonymous
    synonymous 2007/04/13
    『大学の方の権力のある教授とかが前座で...空疎で意味のない言葉をならべたあとで、キルシュナーはきわめて普通の実験の話をしていて(とはいえすごい内容ではあるが)実によかった』
  • kom’s log - ■右傾化文脈と改憲

    国民投票法の成立確実に 与党修正案、13日に衆院通過 以前何度かここにもメモしたが、折々の発言などからアベはウルトラ右翼のタカ派、リヴィジョニストとしてのイメージが欧米で形成されている。こうした海外の報道を”反日”と1940年代タームで罵倒したつもりになっている人々もいるのだが、はたからみたら自分で喧嘩売っておいて反応があると”反日”レッテルを貼ってなにやら満足するというのはどうみても頭の悪いチンピラである。 先月に慰安婦に関する発言で米国の議会の猛反発をらった背景にも、右傾化を強化するアベ首相の施策に対する警戒感がある。醸成した対外イメージの線上にあるのであって独立ではないのだ。憲法改正ももちろんこうした線上に置かれることになる。改正するならば、明確で正当性のある説明が日にのみならず海外に向けても行われる必要がある。右傾化とは排外の姿勢だからだ。むろん「美しい国」ではますますダメであ

    kom’s log - ■右傾化文脈と改憲
    synonymous
    synonymous 2007/04/12
    『改正するならば、明確で正当性のある説明が日本にのみならず海外に向けても行われる必要がある。右傾化とは排外の姿勢だからだ。むろん「美しい国」ではますますダメである』
  • 2007-04-05

    「今後5年間の展望について来週ディスカッションしよう」と研究所の偉い人がいってきたのだが、それって私がここにもう5年いるって前提なのだろうか。うーむ。アイデアだしてくれってことだと思うことにしよう。重要さを強調するためなのかなんなのかいきなりなんたらミリオンってな巨額なお金の話がその口からずらずらとでてきた。1000ユーロ以上の金額に感覚が消失して「おなかいっぱい」になる私としては判断不能。というか、金の潤沢な研究所なのに頭下げたくないばかりに金のかからない研究ばっかりしてきた。おかげで貧乏性なのである。 世の中いろんな人がいます、ということなのだが なぜ石原を支持しちゃうオバサンがいるのか(もしくは左派に関する考察) この疑問に対する私の答えは、イシハラ将軍が都知事だから。イシハラ将軍がどんな人間か、なにを発言したか、いかなる思想傾向をもつか、というコンテンツではなくて、彼が都知事である

    2007-04-05
    synonymous
    synonymous 2007/04/07
    そう。それだけのこと。だから、それに見合った働きがなければ見捨てられる。
  • kom’s log 渡世

    ゴージャスな桜の下で飲みたい。花見欲にとりつかれている。来年は日に行こう。 日で修士の院生だった頃の話。随分上の先輩がつい最近結婚をした、という話を人づてにきいた。おお、そりゃめでたい、と思い、次に顔をあわせたときに「結婚おめでとうございます、よかったですね!」と意気込んで言ったら、当の先輩は「ああ、どうも。面倒なことはさっさと済ませないとね」と白けた顔で答えた。私はおどろき、あまり間も立たぬうちにぷりぷりと怒っていた。面倒ならすんなよ。 心臓に毛が生えた今となっては「面倒なこと」と彼が答えた気持ちも解釈はできる。世の中には社会的体面というものがあり、それを守ることが渡世である。そうやって「面倒なことをさっさとすます」ことで飯の種を確保していく人間もまたいるのである。でもいまだに私はやっぱり同じことをいわれたらぷりぷりしてしまうと思う。タテマエとホンネがあることをアプリオリに”はいはい

    kom’s log 渡世
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    synonymous 2007/04/02
    私は結婚しないとその人とずっと一緒にいられないことがわかっていたから結婚したね。
  • 科学的幸福のありかた - kom’s log

    研究者って国を問わず大雑把にいうと2タイプいて、(1)小学校から大学までマジメ一筋、先生に誉められるのが最大のヨロコビ。そうこうしているうちに大学院→研究者。(2)たんに研究がすき。 (1)の人って研究者になってから大変なんだよなー。ほめてくれる人が減るから。そんなわけで私は科学業界を幸福にするために、院生でも研究者でもとくに(1)タイプの人はなるべくいいところをどうにかみつけて褒めちぎることにしている。 話は逸れる。昨晩、イタリア人、ドイツ人、フランス人とビールを飲みながら「科学者はなぜ尊敬される・されないか」という話をしていた。ドイツ人の主張は「尊敬されるのは貧乏で正直だからである」。うーむ。イタリア人とフランス人は、科学的思考というメソッドを持っている人間ということで一般性がある、という意見だった。科学は科学という方法論を至上とし思考するんであって常にフェアである、その結論にのっとっ

    科学的幸福のありかた - kom’s log
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    synonymous 2007/03/30
    私は1も2もあるなぁ。簡単には割り切れない。
  • kom’s log - ホームレス・老人・子供

    雪ちらほら。 『なぜ子供が減ったか』というhasenkaさんの記事のタイトルを見て、その文章を読む前に反射的に私の心にうかんだ回答は「子供がフリーライダーだから」。社会にタダ乗りをしている人間を正面から認めるような説明が今失われている。失われている、というか無効なのかな。ホームレスしかり、老人しかり。あるいは失業者。病人。引きこもりもそうかもしれない。社会的弱者を救え、といえば「なにタテマエを」という反応が大手をふる昨今である。子供なぞ社会のフリーライダーのさいたるものだ。ただ乗りしやがって、という雰囲気が社会にあるうちは子供が減るのもあたりまえである。それだけ寛容さがうしなわれているということなのだ。 hasenkaさんのエントリーを読んでおおむねそうだな、と感じたけれど思ったのは子供が増えないのは「産まないという宣言」なのかなあ、ということ。積極的な拒否というよりも、フリーライドの雄た

    kom’s log - ホームレス・老人・子供
    synonymous
    synonymous 2007/02/09
    まぁ、言ってみれば先行投資なんだが、先行投資なんてのんきなものに関わっていられなかったこの10年ってものの反映は確実に有るね。
  • 2007-02-06

    今後7年の予算が決まったとかで上層部の駆け引きが激しくなりつつある。余波でいろいろ”成果”を数字でださなきゃいけなくて、そりゃ予算必要なんだけど、なんでこんなことせなあかんねんと怒りつつ、使い慣れぬエクセルで数かぞえる。 明日のビデオカンファレンスはブロードキャスト先がオックスフォードだけだったのだが、パリの知人の研究室も参加したいとの突然の要請で、バタバタ。3元中継である。プログラムもいろいろ改変。全体メールまわしたり、技術課と打ち合わせしたり、発表者に確認とったり。 ってなゴタゴタをしていたら、あさって別の件でトークがあるのだが、パワポに手つけてない。焦燥。夜しかない。 ホワイトハウスはどうやらイランにも手を広げようとしているらしい。例のネオコン”ドミノ理論”によれば中東リセットということなのだからまさに"stay on the course"である。なお、手を広げる根拠は「イラクでう

    2007-02-06
    synonymous
    synonymous 2007/02/06
    『ホワイトハウスはどうやらイランにも手を広げようとしているらしい』WHのデスマーチ。
  • kom’s log - 戦争をしない国

    粒子物理で宇宙線のモンテカルロ・シミュレーションをやっているひととディスカッション。実は隣のマックスプランクにいる彼の専門のことはこれまで知らなかったのだが、たまたま最近判明してもりあがった。モンテカルロの並列化についていろいろおしえてみらう。今後お世話になるなあ。フォートランの方がCより速い、とかいっていた。ほんとかよ。 所内報のエディターと打ち合わせ。昨晩ながながと書いた牛涎な文章を「エディットしたらOKね」とのことでありがたがってくれた。ほっとひといき。 来月のミーティングのことで、パリ・エコール・デ・ミンの数理形態学センターのひとたちとメールやりとり。ヴィデオコンファレンスにしようということで、ビデオ参加したいというオックスフォードの支所に連絡。うちの部門のヘッドがゲストのメンツになんか妙にびびっているので、エコール・デ・ミンってなんじゃね、とフランス人ジェローム君に聴いたら、パリ

    kom’s log - 戦争をしない国
    synonymous
    synonymous 2007/01/25
    あえてスルーしたのに、この注目のされよう。
  • kom’s log - 突然ですがこれすごいです。

    一年ぶりに今日から日。飛行機の中で隣に座っていた女の子の日語がどことなくたどたどしかったし、パーサーとべらべら某ラテン系のことばで話していたので”日系二世”と思っていたら、某地中海沿岸の国在住まではあっていたが、3年しか住んでいないのだそうだ。大学受験関連かねて一時帰国だという。イギリスの大学も受ける予定で、そちらは生化学だ、というので長い話になった。いろいろと質問するので、ラップトップをひろげて説明した。見た目はパーティーな毎日イケイケ、なのだが、実にしっかりと勉強しているようで感心した。さらにうちの研究所の名前まで知っていたので、うむむ、やるなあ、と思った。日の大学ではどこ受けるの?と聞いたら、日では理系は受けない、だってシステムがちがうから入試試験に合わないし、生化学ないでしょ、というので、いやそんなことないといろいろ説明したのだが、結局あのニッポン理系学部の雰囲気がいやみた

    kom’s log - 突然ですがこれすごいです。
    synonymous
    synonymous 2006/12/21
    な、なんだかすごそうだぞ。年末休みに見よう。
  • 片栗粉の増粘機能 - kom’s log

    昨夜、空手のあとに師匠とビールを飲みに行った。師匠があまり飲まないので今日はまた病気か、とひやかしたら、いや、明日は授業があるからあんまり飲めないのだ、という。業はパン屋の職人なので、なんでまたそんなことをしているのだ、という話になった。なんでも、教会学校で子供たちに信仰を教えている、のだという。信じることをそもそも教えることは可能なのか、という話をしているうちに、彼は現代社会における信仰の役割の重要性について持論を展開し始めた。すなわち、現代社会は個人主義が深化しすぎて、モラルの低下やコミュニティ意識の希薄化が著しい、かくしてそこに信仰の重大な役割が浮上しているのだ、という。わかる?と確認するので、Sossebinderとしての宗教ね、と答えたらとても喜んでいた。Sossebinderとは直訳すれば「ソースの増粘剤」、ドイツ語で片栗粉のことである。そう、Sossebinderなのだ、こ

    片栗粉の増粘機能 - kom’s log
    synonymous
    synonymous 2006/12/08
    ある構想。宗教ならば国境は越えうるが、しかし。
  • kom’s log パワーポイントをフラッシュに変換する無料ソフト

    ルモンド・ディプロマティークの編集長による安倍晋三の評価。内容は簡潔にまとまっている。ポイントは、北朝鮮への強硬姿勢で売りだした三代目超タカ派にして親米追従のこの首相をもってして、東アジアの緊張状態は高まらざるをえないであろう、としている。 北朝鮮に対するより強硬な姿勢とさらなる制裁措置が必要であると声を上げたが、そこに大衆扇動的な面がなかったわけではない。蔑視的な反朝感情に訴え、多くのメディアがそれに追随した。このようにして安倍氏は支持を得た。 (中略) 安倍氏がソウルに到着した10月9日に北朝鮮が非難されるべき核実験を行ったのは、彼らが日の新首相をどれほど危険視しているかを知らせるために違いない。この無責任な警告は、全世界に不安を持って受けとめられた。と同時に、この事件は、安倍氏がそのナショナリズム路線を変更しない限り(考えにくいことではある)、北東アジアの緊張はほとんど解消されない

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  • kom’s log - 現場の枯渇

    教育法改正案は、憲法草案との整合性をチェック済みであるという文科相の発言はあまり不思議な発言ではない。文科相自身、あたりまえのこととして述べたのだろう。このあたりの背景は、こちらのKouさん(秋扇巵言)による力作「教育法改正と公共精神」を読んでいただければ、それが戦後以来の数十年の歴史の中に位置づけられる話しであることがわかるだろう。日教組撲滅などという虚飾は実になまやさしいその場限りのウソで、あたかもそれが重大なことであるかのように論じる教育再生会議や政治家の詐欺師ぶりにはあっけにとられるしかない。 簡単にいえば、国民が体制に盲従することを規定する憲法と、そのことに疑問を抱かない国民を供給するマシーンである教育の両輪だ。このクラシックなシステムがどれだけ日政治家・官僚・財界などのエスタブリッシュメントにとって都合がいいのかは、別に説明するまでもない。のであるが、抽象的な点だけ

    kom’s log - 現場の枯渇
    synonymous
    synonymous 2006/12/06
    岡目八目だねぇ。昭和初期の留学生も同じ思いを抱いたかな。
  • 人脈 - kom’s log

    町田の桜美林大学で、開かれた『緊迫するアジア情勢と日』というシンポジウムの様子。最後に登場する中国人留学生の発言が心をうつ*1。祖国をはなれて暮らす人間の共感もある。おれもこんなふうに堂々と人のまえで発言したいものだ、とつくづく思う。空気読みにはできんだろ。 ところで、なのだがパネリスト。 逢沢一朗衆議院議員(自民党) 前原誠司衆議院議員(民主党) 松原仁衆議院議員(民主党) 西原正(平和・安全保障研究所理事長) 小峯弘靖(PHP総合研究所研究員) 加藤朗(桜美林大学教授) 他に、高市早苗大臣(自民党)が遠隔参加 討論の主な内容は次の通り。 東アジアの国際情勢 「第二次・朝鮮半島危機」問題 「米軍再編成」と日の対応 近未来の「アジアの有効・融和・統合」のために なんじゃこりゃ。このパネリスト、ほとんど全部松下政経塾ではないか。 「志」団体なんやね。 逢沢一朗 (一期生) http://

    人脈 - kom’s log
    synonymous
    synonymous 2006/12/05
    どこまでも内向きな、松下政経塾系右翼政治家たち。
  • kom’s log 学校マクドナルド化批判

    このところ、教育法の改定に賛成する人々の意見をあっちこっち見にいっていたのだが、賛成の理由はどうやら”日教組粉砕”らしい。小学生のころにみかけた”ニッキョーソオ、フンサーイ”と、軍歌をバックに怒号するウヨクの黒いトラックの思い出からはや20年以上たつわけであるが、いまだに”ニッキョーソオ、フンサーイ”なわけで、ついにはそれが政治日程に載っている、ということなのである。いやはや時代はかわったものだ。などと目を細めるほど歳をとっているわけではないので、彼らの考え方に関する私のささやかな分析をかきとめておく。簡単なことだ。彼らの頭の中では、目下の教育は以下のような仕組みなのである。 日教組(及びその黒幕である共産党) −> 教師 −>生徒。 これを教育法の改定により次のように変える。 日政府 −> 教師 −>生徒 実にわかりやすい。正しいかどうかはともかく、明快である。要するに教育の大

    kom’s log 学校マクドナルド化批判
    synonymous
    synonymous 2006/11/21
    真面目なこの方らしい読みだけれど、現実はもっとあほらしいことで、支持団体への仁義を切ったって程度のことでしょう。
  • 2006-11-21

    エンジニアのフランス人、J君と茶飲み話をしていた。「最近宮崎駿にはまっている」とのことで、アニメの話をした。なによりもいちばんいいのはポッコ・ロッソだ、というのが彼の意見である(”紅の豚”のことである)。最近見たのは「耳をすませば」(だったかな)だ、というので、ありゃ東京都下のベッドタウンの風景でねえ、などと多摩ニュータウンのあたりの説明や、郊外化問題などの話をした。パリの郊外出身の彼には、この郊外の様子はよくわかるみたいなのだが、多摩丘陵に少々センチメンタルな思いもある私は、いやわかるはずがない、などとワガママいいながら、事細かに説明した。「海が聞こえる」の高知あたりのマッチョ男の話なども続いて雑談は進んだ。 いやそれでさ、おもしろいのはいいんだけど宮崎駿にかぎらず日のアニメに一貫して不満な点がある、という。なんで恋愛がトピックにならんのだ、というのだ。なにー、と思って説明してもらった

    2006-11-21
    synonymous
    synonymous 2006/11/21
    エロ漫画出身の作家がその辺を抉ったりする。メジャーになれないんだけど。