残念なことだが、昔から米国は常に日本の1年くらい先のITトレンドを作っている。そんな米国で、Android搭載ケータイの2010年第3四半期出荷台数がiPhone(iOSデバイス)の2倍程度となった(英調査会社Canalysの発表による)。現在の米国市場では、“北米伝統標準ガラケー”の「BlackBerry」(24.2%)と、ジョブズ様標準の「iPhone」(26.2%)、無国籍軍のハチャメチャUIの「Android」(43.6%)が三つ巴の戦いを展開しているという。 四半世紀前のパソコン市場では、アップル、IBM-PC/AT互換機、その他のパソコンが群雄割拠していた。そして最終的には、オープンなアーキテクチャーで、生みの親のIBMでさえすべてを掌握できなくなったIBM-PC/AT互換機がアジア圏で大量生産され、その圧倒的なコストパフォーマンスと、ソフトウェアや周辺機器のラインアップから、