うそのテレビ番組の企画を持ちかけて、名古屋市の会社から金をだまし取ったとして詐欺の罪に問われ、その後、無罪が確定した映画プロデューサーの男性が21日都内で会見し、「裏付けがないのに起訴された」などとして検察の対応を批判したうえで、今後、活動を再開する考えを示しました。 佐谷さんは、おととし、アニメを実写化するといううそのテレビ番組の企画を持ちかけ、名古屋市の会社から制作費などの名目で5000万余りをだまし取ったとして詐欺の罪で起訴されましたが、東京地方裁判所はことし2月、「企画は実現可能性があり、詐欺をしたとは認められない。検察は十分な証拠の収集や多角的な評価を怠った」などとして、無罪を言い渡しました。 検察は控訴せず、無罪が確定し、21日、会見した佐谷さんは「検察官は私の言い分をまともに聞かず、裏付けがないのに起訴された」などと述べて、検察の対応を批判しました。 そのうえで、今後、プロデ
森友学園をめぐる決裁文書の改ざん問題で、財務省が公表した調査報告書には、去年2月17日に安倍総理大臣が国会で「私や妻が関係していたら総理大臣も国会議員も辞める」と答弁したあと、政治家の問い合わせに関する記録の廃棄が進められていったことが記されています。 その結果、総理大臣夫人付きの職員から理財局に照会があった際の記録が確認され、近畿財務局からは、そのほかの政治家の関係者からの問い合わせの記録について相談があったとしています。 これらを踏まえて総務課長は、政治家の関係者による問い合わせについてリストの作成を指示し、その内容を佐川前理財局長に報告しました。 佐川氏は、交渉記録の保存は1年未満という「文書管理のルールに従って適切に行われるものである」という考えを示したということです。 総務課長は、佐川氏に記録を廃棄するよう指示されたと受け止めて、国有財産審理室長や近畿財務局にそうした内容を伝え、
18日夜、湯沢町の住宅に小学校の低学年と見られる男の子が訪れたあと、そのまま立ち去って行方がわかっておらず、警察は情報提供を求めています。 警察によりますと18日午後7時ごろ、湯沢町のJR越後湯沢駅近くの住宅に、小学生ぐらいの男の子が訪れ「今晩泊めて下さい。何でもお手伝いします」と話したということです。 男の子は断られると「僕のことわからないの」などと言ったあと自転車に乗ってそのまま立ち去り、行方がわかっていないということです。 警察によりますと男の子は身長が1メートル20センチくらいで小学校の低学年と見られ、白色のTシャツを着て、色はわかっていませんが半ズボンをはいていたということです。 警察は住民からの通報を受けて男の子を捜していますが、捜索願は出されていないほか、周辺の小学校で該当する子どもの情報もないということです。 警察は、男の子についての情報提供を求めています。 連絡先は南魚沼
台湾東部の浜辺で200キロ以上離れた沖縄県の石垣島付近から流れてきたとみられるデジタルカメラを地元の小学生が見つけインターネットで持ち主を探したところ、東京都内に住む大学生がダイビング中になくしたものとわかり、漂流したカメラが2年以上の時を経て持ち主のもとに戻ることになったと話題になっています。 カメラには900枚以上が記録されていて、写真の最後の日付は2015年9月7日で、石垣島の町並みやダイビング中の様子などが写されていました。 思い出が詰まったカメラを持ち主に返そうと子どもたちがフェイスブックに写真を掲載したところ、28日、東京都内に住む女子大学生から自分がなくしたカメラだと連絡があったということです。 この大学生はNHKの取材に対して、「石垣島でダイビング中に流されたカメラがこんな形で見つかるとは信じられません。ことし6月に台湾を訪れて直接、感謝の気持ちを伝えたいです」と話していま
日本年金機構からデータ入力の業務を委託された東京の会社が、契約に違反しておよそ500万人分の個人情報を中国の業者に渡し、入力業務を任せていたことが厚生労働省などへの取材でわかりました。 ところが、厚生労働省などによりますと、この会社は、中国の業者にデータの一部を渡し、入力業務を任せていたということです。 これらの個人情報は、公的年金の受給者が所得税の控除を受けるために日本年金機構に提出したもので、年金機構とこの情報処理会社が交わした契約では、個人情報を保護するため、別の業者への再委託を禁止していました。 厚生労働省によりますと、中国の業者から個人情報が外部に流出した事実は今のところ確認されていないということです。 この情報処理会社については、データの入力が進まず、少なくとも6万7000人の受給者が所得税控除が受けられず、本来よりも少ない年金しか受け取れない事態となっていて、日本年金機構が、
今月19日、音楽プロデューサーの小室哲哉さんが女性問題をめぐる週刊誌などの報道を受け、芸能活動からの引退を発表しました。その会見の中で、妻で歌手のKEIKOさんが「高次脳機能障害」であることが明かされましたが、そもそも聞き慣れない「高次脳機能障害」という言葉。ネット上では、同じ障害の家族がいる人から、介護の大変さを知ってほしいといった投稿が相次ぐなど注目を集めています。 (京都放送局記者 吉田篤二/ネットワーク報道部記者 野町かずみ 宮脇麻樹) 19日の会見で小室さんは、妻のKEIKOさんが高次脳機能障害だと明かしたうえで、「障害のため大人としての会話のやり取りが日に日にできなくなり、3年ほど前から僕も疲れ果ててしまった」と、介護と仕事の両立に苦悩した当時の心境を振り返りました。こうした小室さんの発言に、会見直後からネットではツイートが相次ぎました。 その1人、千葉県に住む30代の女性は3
立憲民主党の枝野代表は国会内で記者団に対し、安倍総理大臣が憲法改正に向けた議論の加速に意欲を示したことに関連して、現時点で多くの国民が改正を望んでいる項目はないという認識を示しました。 そのうえで、枝野氏は「憲法とは何だと理解しているのか、しっかりと国会でも答えてほしい。『憲法は国民が権力を縛るためのルールだ』という根本的な理解が一致しなければ、まっとうな議論にはならない」と述べました。 また、枝野氏は、憲法改正の手続きを定めた国民投票法について「宣伝や広告に規制がなく、今のままで国民投票を行った場合の弊害は相当、深刻なものが指摘されている」と述べ、改正案の提出も視野に入れて検討していく考えを示しました。
ヒトのiPS細胞から大きさが数ミリの”ミニ肝臓”を作り出す研究を進めている横浜市立大学の研究グループが、本物の肝臓と同じレベルで有害物質を処理することができる従来よりも高性能の”ミニ肝臓”を作り出すことに成功しました。 グループでは今回、新たに肝臓の中を走る血管の細胞などもiPS細胞から作って、ミニ肝臓を作り出したところ、人体にとって有毒なアンモニアを無害な物質に変える機能がヒトの肝臓の細胞と同じレベルに高まったほか、アルブミンと呼ばれる血液中のタンパク質を作り出す機能もこれまでの2倍になるなど、大幅に機能を高めることに成功したということです。 グループでは、平成31年度にも重い肝臓病の患者への臨床研究を始める計画で、谷口教授は「実際の治療に向け大きく前進したと言える。iPS細胞は腫瘍を作るリスクも指摘されているので、そのリスクをどのようにコントロールしていくか、さらに研究を進めたい」と話
ロシア陸上界の組織的なドーピングが問題になるなか、ドーピング検査などを行う機関の関係者2人が、今月に入り相次いで死亡したことが分かりました。 こうしたなか、この反ドーピング機関は15日、地元メディアに対し、元幹部のニキータ・カマエフ氏がモスクワ郊外で死亡したことを明らかにしました。 カマエフ氏は前日の14日の午前中からスキーを楽しんでいましたが、突然、体調不良を訴えたということで、一部のメディアは死因は心臓発作だと伝えています。 この機関を巡っては、2010年までの2年間、組織のトップを務めたビャチェスラフ・シネフ氏も今月3日に死亡していて、関係者2人が相次いで死亡したことになります。 ドーピング問題でロシア陸上競技連盟は国際陸連から資格停止処分を受けていて、ロシアの陸上選手はことし8月のリオデジャネイロオリンピックに出場できないのではないかという懸念の声も出ています。
アインシュタインが「一般相対性理論」の中で、その存在を提唱した宇宙空間のゆがみが波となって伝わる現象、いわゆる「重力波」を初めて直接観測することに成功したと、アメリカを中心とした国際研究チームが発表しました。 重力波の観測は、ノーベル賞にも値する成果とも言われることから、今後は世界各国の科学者による観測データの検証が進められることになります。
28日、宮崎市中心部の大通りで、軽乗用車が歩道をおよそ700メートルにわたって暴走し、7人が死傷した事故で、軽乗用車を運転していて大けがをした73歳の男性が救急隊員に「車道か歩道か分からなくなった」という趣旨の話をしていたことが、警察への取材で分かりました。警察は当時の詳しい状況を調べることにしています。 この事故で、いずれも宮崎市に住む藤本みどりさん(66)と、会社員の高木喜久枝さん(50)の2人が死亡したほか、17歳の女子高校生など4人が重軽傷を負いました。 軽乗用車を運転していた男性も頭などを打つ大けがをして病院に搬送されましたが、その際、救急隊員に「車道か歩道か分からなくなった」という趣旨の話をしていたことが、警察への取材で新たに分かりました。 現場の歩道のうち、並木などがなく車が走ることができる幅は4メートル足らずですが、歩道沿いの建物にはぶつかった跡はほとんどなく、軽乗用車はほ
JR東京駅の北側の地下に、長さ50メートルの巨大な空洞が残されているのが確認されました。およそ50年前に計画された地下トンネルの一部とみられますが、これまで使われたことはなく、どこにあるのかが分からなくなっていました。 この付近の地下を管理している東京メトロによりますと、昭和40年ごろに、当時計画のあった地下自動車道路の一部として掘られたとみられますが、一度も使われたことはなく詳しい資料も残されていないということです。 空洞にはもともと出入り口が作られておらず、長い間、誰も実際に中を確認できませんでしたが、東京メトロによりますと、平成13年に穴を開けて安全性などを調査したという記録が残っているということです。しかし、その際にどこに穴を開けたかは記録されておらず、再び中に入れない状態となっていました。 東京の地下の開発に詳しい東京メトロの丸山茂さんは「ずっと入り口が分からなくなっていたので、
世界最大の交流サイト「フェイスブック」の利用者のIDが何者かに乗っ取られ、その友人たちに通信販売のサイトを紹介する書き込みが送られる被害が相次いでいることが分かりました。 こうした通販サイトは、偽ブランド品などを扱っているとみられ、セキュリティー会社が注意を呼びかけています。 セキュリティー会社などによりますと、ことし7月ごろから、フェイスブックの国内の利用者のIDが何者かに乗っ取られ、その友人らに、ブランド品の安売りサイトを紹介する書き込みを送られる被害が相次いでいます。 こうした通販サイトは、偽のブランド品を扱っていたり、代金を支払っても商品が届かない悪質なサイトとみられるということです。 先月、乗っ取りの被害にあった東京都内の20代の女性は「ブランド品のサングラスを大幅な割引価格で購入できる」という内容の書き込みを、およそ100人の友人に向けて送られたということです。 この女性は「ま
タイ人の女性が代理出産した男の子に障害があったため、依頼したオーストラリア人の両親が子どもの引き取りを拒否したことが明らかになり、代理出産の是非や規制の在り方を巡って大きな議論を呼んでいます。 オーストラリアメディアの報道によりますと、代理出産の依頼を受けたのは21歳のタイ人の女性で、去年12月、オーストラリア人の両親から日本円でおよそ150万円の報酬を受け取り、双子の男女の赤ちゃんを出産しました。 このうち、男の子はダウン症だったため、オーストラリア人の両親は引き取りを拒否し、障害のない女の子だけを引き取りました。 残された男の子は先天性の心疾患などもあり、病院での治療の必要もあるということですが、タイ人の女性が引き取り、自分の子ども2人と共に育てているということです。 借金を抱え貧しいというタイ人の女性は報酬のため、代理出産の依頼を受けたということですが、残された男の子については「愛し
公道での走行が禁止されているブレーキがない自転車を東京・中野区内で3度にわたって運転し、交通切符を切られたのに再三の出頭要請に応じなかった都内の31歳の男が、道路交通法違反の疑いで警視庁に逮捕されました。 自転車の悪質運転を巡っては、ブレーキを付けずに公道を走る違反が後を絶たず、警視庁は取り締まりを強化しています。 警視庁によりますと、逮捕されたのは都内の31歳の男で、おととし3月、中野区新井の道路を「ピスト自転車」と呼ばれる競技用の自転車で、後輪にブレーキを付けないまま走ったとして、道路交通法違反の疑いが持たれています。 男はこのほか、平成23年からおととしにかけて2回、中野区内の別の場所でも同じ自転車を運転したとして交通切符を切られましたが、再三の出頭要請に応じてこなかったということです。 調べに対し男は容疑を認めたうえで、「自転車を軽くして走りたかったので、ブレーキを外していた」など
日本映画の巨匠、小津安二郎監督が生前、最後に手がけたテレビドラマの映像が残っていたことが分かり、デジタル化されておよそ50年ぶりに放送されることになりました。専門家は「テレビが普及していなかった時代に小津監督が野心的にテレビに挑戦したことを証明する貴重な資料だ」と話しています。 小津安二郎監督は世界的に高い評価を受けながら昭和38年に60歳で亡くなりました。生前、最後に作った映画は「秋刀魚(さんま)の味」で、その後、亡くなる直前にテレビドラマ「青春放課後」の脚本を手がけました。 このドラマは、京都と東京を舞台にした娘の結婚にまつわる家族の物語で、昭和38年にNHKで放送されたものの、当時は番組を録画する技術が発達していなかったため、関係者の間では「幻のドラマ」とされていました。しかし、没後50年のことし、NHKに映像が残っていたことが分かり、デジタル化しておよそ50年ぶりに再放送することに
赤ちゃんに図形を使っていじめの様子を見せたところ、赤ちゃんはいじめられた側に関心を示すとする実験結果を京都大学の研究グループが明らかにしました。グループでは「赤ちゃんが弱い立場の側に同情的な態度を示した結果で、人は本来、善人である可能性を示唆している」としています。 これは、京都大学大学院の鹿子木康弘特定助教らの研究グループが発表したものです。 研究グループは、ある図形が別の図形を攻撃していじめている様子をアニメ-ションで描き、生後10か月の赤ちゃん20人に見せました。このあと、赤ちゃんにアニメーションと同じ図形を選ばせたところ、80%に当たる16人がいじめられた側の図形を選んだということです。 研究グループでは、弱く苦しい立場の側に同情的な態度を示した結果と解釈できるとしています。グループでは、大人を対象に同じような実験を進めていて、大人では、いじめられた側に同情する割合が少なくなる傾向
福井県にある高速増殖炉「もんじゅ」で非常用の発電機の試験運転を行った際、職員が操作の手順を誤ったため、黒煙が出て火災報知機が鳴るトラブルがありました。 30日午後2時半ごろ、福井県敦賀市の高速増殖炉「もんじゅ」で月に1度行われている非常用のディーゼル発電機の試験運転を行っていたところ、発電機から黒煙が出て火災報知機が鳴りました。 日本原子力研究開発機構によりますと、試験運転の際は発電機にたまったガスを排出するために弁を開け、運転前に再び閉める必要がありますが、作業に当たった職員が12個ある弁のうち6個を閉め忘れたまま起動させたため黒煙が出たということです。 このトラブルで、もんじゅの設備に影響はないということですが、3台ある非常用の発電機のうち、点検中の1台を含む2台が同時に使用できなくなり、日本原子力研究開発機構は保安規定の「運転上の制限を逸脱した」として、国の原子力規制委員会に報告しま
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