学力調査の中3記述式、採点難問 ×が○に、作業も中断 小学6年と中学3年の約233万人が参加した全国学力調査の採点で、中3の記述式問題で正誤の基準が途中で変わったり、作業現場の責任者の判断が食い違うなど、混乱が生じていることがわかった。人材派遣会社から派遣された複数の採点スタッフが明らかにした。スタッフは「採点が肝心なのに、あまりにいい加減だ」と口をそろえている。 前にも書いたが、OECDのPISA調査などと比較すると、全国学力テストは質も信頼性も低い。こういうことになるのは事前に予見できたはずで、その問題をクリアしないまま実施するというのは愚かな行為だというしかない。 全国学力テストが、事前に予見できたはずの問題さえクリアできていないことは明らかだが、そういう見切り発車をいつまでたっても止められないことこそ最大の問題ではないか。 教育改革ではよく「やってみなければはじまらない」というよう