VOYAGE GROUP CTOの小賀さんから本書を送っていただき、読了。 ひとことで言うなら、本書は「俺たちはこんなに綺麗にうまくやっている」というベストプラクティスと自慢の本とは対極にある、「こんな課題がありました。それに対して俺たちはこうやって向き合ってきました」という、エンジニアたちの生々しい戦いの実録だ。 そんな本書にはところどころに、言葉を見ただけで身体の内側から胃をグッと握られたような、少し内臓が重たく感じられるような表現が出てくる。 「とりあえず使ってみる文化」(p.11)、「ついカッとなってパッチを投げまくっていた」(p.25)、「短期間にブルドーザーのようにコードの削減と整理をする腕力」(p.26)、「オブザーバビリティを高めることに注力」(p.35)、「全員がフルサイクル開発者」(p.60)、「重要なのは切り戻しできるかどうか」(p.70)、「レガシーシステムと戦う決
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