フィディリティ退職・投資教育研究所のアンケート調査によると、サラリーマンが老後に必要と考えている「公的年金以外の必要資金」は、平均3078万円――。 この金額をまかなう頼みの綱である退職金は、「就労条件総合調査」(厚生労働省)によると、大卒で平均1941万円(2013年)。この数字をもとにすると、大卒の平均的なサラリーマンが老後に備えて準備すべきお金は、必要資金から退職金を差し引いた約1000万円。もし、転職など何らかの理由で退職金が半分(約970万円)しかもらえないのなら、準備すべきお金は約2000万円ということになります。 1000万円という大金を貯めるのは、至難のワザのように思えます。しかし、35歳から始めて65歳になるまでの30年間、毎月2万7800円を貯金できれば、利子ゼロでもたどり着ける金額です。2000万円であれば、毎月5万5600円の貯金が必要です。 さて、まわりの人たちは
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