この本はボカロPである小林が、自身の代表曲「サイハテ」と「さよならアストロノーツ」をもとに自ら小説化したもの。夏休みの自由研究のために天体観測をしようと公園へ行った中学2年生の男子2人が、そこで少女と運命的な出会いを果たし、ともに夏の想い出を作っていく。そして10年後、再び回り始めた運命が、ある秘密を明らかにする。 挿絵はPomodorosa、げみ、はりかもなどのイラストレーター陣が担当。小林はこの物語について「楽曲を全く知らなくても読めるように書いたので、そういった前知識がなくても楽しんで頂けるはずです」「自分としては『泣かそう』だとか『感動させよう』とは全く思わずに、どちらかと言うと『楽しませたい、驚かせたい』と思って書き始めた小説です」と説明している。 本書には早期購入特典として、「サイハテ」の歌入りアレンジバージョンの期間限定配信や、小林が書き下ろしたショートストーリーの配信を実施