【ナイロビ=杉山正】恋人を射殺した容疑で逮捕された南アフリカの両足義足ランナー、オスカー・ピストリウス容疑者(26)の保釈を認めるかどうかを決める審理が20日、首都プレトリアの裁判所で開かれた。警察官が証人として出廷し、自宅から筋肉増強剤や注射器が見つかったと証言した。殺人容疑とともにドーピング疑惑も浮上した。 現地からの報道によると、発見されたのは「テストステロン」2箱で、国際オリンピック委員会(IOC)などで禁止薬物とされているという。事件後の捜索で寝室のクローゼットの中にあった。また、寝室の金庫からは、登録されていない拳銃と弾薬も見つかったという。 保釈の可否の決定は同日は持ち越された。検察は「計画的殺人」を主張し、逃亡の恐れがあるとしている。 関連記事検察「施錠の浴室に4発」 ピストリウス容疑者出廷(2/19)ピストリウス容疑者出廷 検察側「誤射ではなく殺人」(2/15)義足ラ